さてさて最近私がハマってる釣り…スモールの釣りの話をしたいと思います。
スモールって簡単に釣れると思ってませんか?
産卵期は別として、スモールって魚はたまたま釣れる事も多いから勘違いされてしまいがちなのだけど、ラージより釣るのは実際難しい。
私がよく言うのは、
「スモールはラージと違って、頑張っても釣れないよ」
その言葉の意味は自分で言うのもなんですが、とても深い意味がありますよ。
スモールってとにかくシーズナブルに動く魚で、実際パターンフィッシングを成立させやすい魚種とも言える。だから逆を言えば、シーズナブルを無視した釣り方や、パターンを無視した釣り方をしてるとなかなか釣れないのがスモールの最大の特徴。白か?黒か?とてもはっきりしていて、ラージのストライクゾーンが100という数値ならスモールは30ぐらいかな?時には10しかない時も稀。だからスモールの釣りでは頑張ってやり抜くとかの展開はタブーです。ラージの様に甘くないです(笑)
よくあるのが、たまたまスモールのストライクゾーンを当てて連発したから、意気揚々と次の日も余裕だと思って同じ事を試すも…無…
よくあるというかそんな事は普通なんですよね。
本当のスモールの遊泳能力ってのを知ってるだろうか?皆さん?
スモールって元々止水出身なのか?川の出身なのか?私詳しく知らないのだけど、たぶん止水域の魚類の中で1番の速さで泳ぐね。だからさっきまで沢山居たとしても、今はキャスト範囲には居ないって事が凄くある。
先ずスモールを釣る難しさの中で第1位は…
自分の近くに居るか?居ないか?
これなんです。次にルアーが合ってる合ってない。それと同じくらい大事なのがカラーです。
スモールは時合い、ヤル気の有無もかなり影響するなど諸々組み立てていくと、ラージよりも釣るのが難しくゲーム性がかなり高い魚種と言えます。
こうして話をしていくと、やはりスモールってより繊細に、よりフィネスにリアルにが優勢と思われますよね?
でもそれがそうではない…確かにフィネスは釣れますが、それと唯一張り合える釣り方が存在してる。その模様を今後私がじっくりと紹介していこうと思いますよ野尻湖を舞台にして♪
さて、次にスモールってよく言われるのが、「ラージより引きますよね?」とか「スモール40センチでラージの50UPに匹敵する引きです」
それらをよく耳にしますが、確かに書いた事が事実ですから、ラージより遊泳能力は優れてます。
ですが引く引かないかは別の話で、日本国内で1番引くバス類は、間違いなく池原のフロリダバスでしょうね止水域だと。条件は同じ太さのラインを使っての釣りの話ですけどね。例えば4ポンドを使うタックルで釣りをした場合での話です。
確かにその条件であれば、フロリダバスを除けばラージよりスモールの方が引くというか、なかなか上がってきません。よく泳いでくれますから楽しいですよ。その点はラージの方が体力少ないです。ただそれは細いラインでの話で、ベイトタックルでラインを太くすれば逆にスモールの方がすんなり上がってきますね。馬力が有るけどトルクは低いって感じです。
そして引き方もラージとスモールは違っていて、ラージの様にヘッドシェイクをスモールはやらないから、特にディープレンジでヒットしても??????ってなるやり取り時間が長く、ボートの下まで寄ってきた時点で慌てる事が多いのも特徴(笑)なので野尻湖だと湖底に堆積した木の枝と真剣にファイトする事も多いです(笑)
という様に、スモールって魚はとてもレジャーフィッシングに最適なのですが、釣れないとなったら一切釣れない魚種で、その面白みにハマったアングラーはスモールしか釣りしなくなるという、本当は癖の強い魚類なんです。
なので私近年スモールにハマってます!
頑なに=ラージ
柔軟に=スモール
釣る気持ちを豊かにしてくれる魚種だと思うので、是非貴方もハマって下さいね。