大会組織委員会は対応を誤った。

小山田圭吾氏の過去の問題について大会組織委員会は一旦小山田圭吾氏を擁護した後に辞退を受け入れると言う馬鹿っぷりを露呈した。

本来採用の際にオリンピック憲章に基き過去に憲章にそぐわない行為を行った事があるか本人から聴取する必用があるはずだ。

しかし森喜朗氏が大会組織委員会委員長に就任した時点でオリンピック憲章は単なる文字でしかなくなった事は過去から現在までを振り返れば理解できるだろう。

森喜朗氏の息がかかった武藤事務総長他大会組織委員が組織内に現存し、更に橋本聖子氏が組織委員長に担ぎ上げられた結果、IOCバッハ会長歓迎式典に森喜朗氏を出席させると言う事からも憲章など無意味である事が分かるだろう。

今回、小山田圭吾氏の問題が公になった事で、オリンピック憲章が更にクローズアップされたはずであり、小山田圭吾氏本人が公の場で過去の問題に対し説明と今の心情、この先の本人の言動、更には本人が何故問題とされる発言行為に至ったか、大会組織委員会主催でディスカッションするべきが、

大会組織委員会はオリンピック憲章を盾に小山田圭吾氏を切捨て、自身たちの保身にまたも突っ走ってしまう事に終始した。

せっかく問題が公となり、今でもある差別や蔑視、いじめ等を加害者である当事者を含めディスカッション出来たチャンスであったが、無能無策、幼稚で稚拙、自己保身主義の武藤事務総長率いる森喜朗氏の息がかかった一部の大会組織委員が牛耳る大会組織委員会であるがゆえに、小山田圭吾氏を切り捨てるだけの無策に終わった。

こんな事は小学生でもやっている事で、学校でイジメがあればクラスでイジメについて、その先の未来に繋げられる様にディスカッション等行われているはずだ。

今からでも遅くない。武藤事務総長他森喜朗氏の息が掛かった委員は辞任をして頂きたい。

でなければ東京オリンピック、パラリンピックは無意味な一部の者達の有意義な利益の為のスポーツイベントと成り下がるだろう。

単に切り捨てるのではなく、問題の根本を当事者を含め掘下げ未来に繋げる事こそが憲章に沿った行為であり、今必要な事だと私が信じて疑わない。

今の小山田圭吾氏ならばそれが出来ると信じたい。