画像はwikipediaより。
観光地と歓楽地。
都市化している地域は観光地と歓楽地が同化している事が多い。
言い方を変えれば、観光地と歓楽地が比較的同化していない地域は感染者数の増加は抑制的であるのではと言う事である。
観光客数が多い京都において、感染者数が抑制的である理由がそこにあると考えられる。
観光で来訪される人々の目的が歓楽地での飲食や娯楽である場合、地元住民との導線が重なり合う可能性は高くなる事は否めない。
いわゆる観光地は、歓楽地と同化している地域よりも地元住民と観光客との導線が重なりにくい事は言うまでもないだろう。
歓楽地に観光客が来訪する事で経済活動が活発化し、地元住民も経済活動が活発化している地域へ引き寄せられる事は至極当然の事だろう。
逆を言えば、地元住民が多く集まる歓楽地に観光客が引き寄せられていると言える。
シャッター通りに引き寄せられる人は限定的であるはずだと言う事だ。
その状況を放置したまま観光や娯楽、飲食を促進させれば、感染拡大が急速に進む事は必然であると言えるだろう。
飲食業界へ時短営業を要請する都道府県が徐々に出て来ているが、一時の抑止抑制にはなるだろうが、長期的な抑止抑制にならない事は今までの感染波を見れば理解出来るはずだ。
対策は短期的な対策と長期的な対策が必要であり、現状の日本国内においては長期的対策が欠けている。
歓楽地が観光地と同化している場合、不特定多数の観光客を呼び込むべきでなく、地元住民の移動も不特定多数の移動は抑制すべきだろう。
導線の重なり合いを減少させ、不特定多数の来訪を特定多数へ変える事が出来れば、感染拡大は抑制出来ると考えられると私は思うのだが、
出来ない事なのだろうか。
菅義偉氏はGOTOで利益誘導をある種の企業や団体にのみ行いたい様に見受けられるが、真面目に策を講ずれば感染拡大を抑制しながらGOTOは継続出来る様に思えてならない。
