政府は大阪市と札幌市のGOTOトラベルキャンペーンの運営を一定期間停止する措置をとると言う。

更にGOTOイートについても停止措置を都道府県、市区町村単位で判断し行わせるようだ。

何を根拠にこの様な措置を行うのだろう。

GOTOキャンペーンが開催された科学的根拠は説明されておられず、更に今回の一定期間停止措置の科学的根拠はどうなっているのだろう。

二階俊博氏と菅義偉氏はある種の業界や団体、大手公共交通企業へ利益誘導さえ出来ればいいのであって、零細企業や大衆向け飲食店等がどうなろうが関係ない。

その為に科学的根拠が無い一部地域のGOTOキャンペーン一定期間停止措置へ踏み切れたのだろう。これならばある種の企業や団体、公共交通企業への利益誘導は滞る事がないはずである。

飛沫感染、接触感染、エアロゾル感染があるとさあれる新型コロナウイルスであるが、何故か電車内や、ある種の業界での感染予防策になると、飛沫感染以外は蚊帳の外に置かれている不自然さが何かを物語っているのではないだろうか。

更に、GOTOキャンペーンの一定期間停止が政府による判断ではなく、都道府県知事からの強い要望によるもので、やむを得ないと説明を利益誘導先に出来さえすれば良いと考えているのではと疑念を抱かずにはいられない。

今の菅義偉氏は、新型コロナウイルス対応やGOTOキャンペーン対応どころではなく、

安倍晋三氏に重く伸し掛かりつつある「桜を見る会、前夜祭予算補てん事件」への検察対応を最重要課題としているのではないだろうか。

東京地検特捜部による捜査で万一安倍晋三氏側の秘書等関係者が逮捕立件される様な事があれば、

安倍晋三氏が逮捕されない状況であっても、菅義偉氏率いる政権に多大な影響をもたらす事となり、自民党の支持率低下へ直結する事ともなる。

菅義偉氏は官房長官時代、自身に近いとされる黒川弘務氏を優遇しようとしやらかしている。

結果は黒川弘務氏の掛け麻雀事件まで公となったが、何故か退職金まで支払われ無罪放免の退職で手が打たれた。

東京地検や高検が、掛け麻雀を行い金銭の授受、利益供与、情報漏洩の疑いがある東京地検検事長であった黒川弘務氏に対し、たいした捜査もせず、当時の権力者の政治的圧力によって無罪放免、退職金減額のみの退職扱いにしてしまったと鑑みれば、

今、検索側と菅義偉氏側が国民に見えない裏側で何を話合い、検察へ何を見返りとして与えようとしているのかと勘繰る事は、常識ある国民やジャーナリズムを担う者達、目指す者達には至極当然であり必然でもあるだろう。

何にしろ新型コロナウイルス対策等国難の責任は国民に押し付け、

政治屋崩れの犯罪は検察を手懐け部下や秘書達へ責任を押し付ける。

その為に粛清人事を強行し続け今に至っているのが菅義偉氏だと思える今日この頃の政治動向だと私は感じている。

経営能力の無い菅義偉氏と二階俊博氏が余計な事をすればする程国民の負担は増え、感染拡大も加速するとしか思えない。

経営能力があれば、GOTOトラベルの運営方法も、感染予防方法も違った形で行えていたはずだろう。

結果は全て近日中に明らかとなり、

菅義偉氏が新型コロナウイルス対策、桜を見る会事件双方の説明でアタアタしている様が目に浮かぶ。