画像は日経新聞より。

PCR検査。

検査範囲や検査数が度々論争の的となっている。

思うに検査の意味が理解されておらず混同されているのでは。

政府も都道府県もメディアもコメンテーターも、

医療目的の検査と疫学的検査をゴッチャにしているように思える。

感染予防的検査や隔離に必要な検査は医療目的であり、

国民にどの程度感染者がいるのか把握する為の検査は疫学的検査のハズである。

これを混同しているが為に、

今の感染者数の公開が意味をなさない物となってしまっている。

東京都に限らず全ての都道府県はいわゆる感染者探しの医療目的と言えるPCR検査を行い、

何故かその検査結果が感染者数として公開されているが、

この感染者数が感染の割合を意味する疫学的検査でない事を一切と言っていいほど説明されていない。

疫学的検査は場所、人数、年齢、性別、血液型、疾患、職業別、等を分類しある一定期間繰り返し検査を行いその結果を用い国民全体に占める割合を算出する。

これにより感染状況が把握出来、あらゆる策の前提と出来るはずである。

ところが、医療目的のPCR検査結果を用い、感染者数とする事で、

政府や都道府県は誤った策を講じているとしか言えない。

早急に疫学的検査を多くの地域で行い、感染実態を分類別に把握すべきであり、

それを行う事がこの先の重症者や死亡者の軽減に繋がると私は信じて疑わない。