森喜朗氏

東京オリンピック組織委員会会長。

そもそも何故この御方が会長の座に居座れるのかが分からない。毎度横におられて偉そうな物言いをされる方も何様なのかと直接言いたいくらいだが、それは置いておこう。

17日に森喜朗氏は

来年開催予定である東京オリンピックの日程をIOCへ報告したと発表したようだ。

組織委員会は開催の足枷である新型コロナウイルスの感染拡大状況を理解しているのか。

国内の感染拡大もさることながら、国際的な感染拡大は常軌を逸した状況と言い切れる。

国によってはその国の首脳が感染予防を拒み感染爆発と言う言葉では足らない程の異常な状況に陥っている。

この新型コロナウイルスによる国際的な感染は、終息する事無く今年の10月を迎える事は容易に予測が出来る。

感染症研究者ならば既にその予測は想像されておられるだろう。

7月の中旬になっても感染力に衰えが見られず、さらなる変異も起こっている。

状況から見れば、感染力は以前より強く、感染持続性も高くなっている。

その結果通常であれば時期的にウイルスの活動終息期に入ったはずが、

日本国内でも再感染拡大期に突入している。

何故、今年の10月までをあげ、終息の話をしなければならないのか、と言われる方がおられると思うので、

IOCが以前今年の10月までに開催の可否を決定すると言っておられたから。

ではなく、

10月までに新型コロナウイルスを世界的に終息出来ていなければ、

10月を過ぎた頃から感染の拡大が今の比ではなくなる。

それは、変異を繰り返した事で、感染力、感染持続性、毒性の全てが増強され、ウイルスの活性、活動期に突入する事で起こりうると予測、想像が出来る。

森喜朗氏は開催に執着されておられる様だが、

選手や関係者の為の様には一切見えない。

森喜朗氏のレガシーにでもしたいのではとしか見えて来ない。

森喜朗氏よ、

はっきりと申し上げる。

選手の為だろうが、関係者の為だろうが、

森氏のレガシーの為だろうが、

今の状況ではオリンピックの開催は止めて頂きたい。

これ以上の感染拡大は国の存亡に関わってくる。

今政府は景気回復と言う名の東京オリンピック開催に向け、無謀な掛けに出ている。しかも無策。

それは来年に迫り、開催中止の危機にある東京オリンピックを開催するが為に、経済活動が可能なまで感染を抑止、コントロール出来ているとアピールするが為の演出と思える無謀な行動をとっている様に見える。

しかしその行動も東京都での感染拡大や地方での感染者数の増加に阻まれ、

規模の変更や時期の延期を余儀なくされている。

この状況は既に各国も認識し始めているだろう。

感染コントロールも出来ず、経済活動も出来ない政府が今の国際状況下でのオリンピックをコントロール出来る分けがない。

現に今までどれだけの問題をオリンピック関連で起こされてきた、

招致問題、ロゴ事件、新国立競技場プラン問題、聖火台問題、予算問題、会場問題etc。

これらに加え新型コロナウイルス問題。

もう無理ですよ。

安倍晋三氏率いる政府と森喜朗氏率いる組織委員会では。

東京オリンピックは日本国民の為に中止すべきである。

これ以上安倍晋三氏や森喜朗氏のせいで、感染者を増やすべきではない。

これ以上安倍晋三氏や森喜朗氏の為に、日本国民が恥ずかしい思いを強いられるべきではない。

これ以上選手や関係者に気持ちをもて遊ぶべきではない。

開催を言葉にするなら、その前に感染を終息させてからにすべきである。