
緊急事態宣言一部解除。
明日発表されると言う。
緊急事態宣言とはなんぞや。
時の政権は国の危機的状況に際し緊急事態を宣言し正常化に務める義務があると私は思う。
緊急事態宣言は部分的に発令する事はあっても、部分的に解除すべきではない。
特にコントロールが難しい感染症ともなれば部分解除は無策もしくは逃げの策と言える。
新型コロナウイルスは確実に日本国内に存在し、変異の可能性も拭えない。
その状況下で緊急事態宣言の部分解除は、さらなる感染を助長するようなものであろう。
無症候性キャリアと呼ばれるキャリアがどれだけ存在するかも不明、
無症候性キャリアの潜伏期間も定かではないだろう。
緊急事態宣言を全国で継続し、各地域で緩和を図る策がベストであるはずが、
安倍晋三氏率いる政府は逃げの策をとった。
責任を国民に完全に押し付ける手段に出たのである。
無策無能、幼稚で稚拙に逃げの一手まで付け加えた。
いったい安倍晋三氏は誰から助言を受け、誰に判断を仰いでおられるのだろう。
どう考えても緊急事態宣言は継続しながら緩和を都道府県知事の判断に任せる方法が得策である。
政府は緩和の指針と宣言の全国一斉解除の基準を設定し公表すればよい。
部分解除は地震や台風、豪雨といった限定的地域に起こる災害と勘違いされているように思えてしまう。
国会での検察庁法改正案が気になる余り、新型コロナウイルスどころではないのかもしれないが、
新型コロナウイルス対策の責任から逃げ出そうとする安倍晋三氏の言い訳がどう出るか、
明日の会見を注視しなければならない。