新型コロナウイルスのPCR検査を絞ったままにしろと言う、過去に府長をやられ、後に市長になった方がおられる。

理由は重症患者のベッド確保らしい。

その重症患者を出す要因の1つが、PCR検査を受けていない新型コロナウイルス保持者であるから、彼の言っていることがいかに本末転倒であるか理解出来よう。

PCR検査を受けていない、いわゆる無症候性キャリアからの感染であったり、

PCR検査を受けていない発症前キャリアからの感染であったり、

PCR検査を受けていない軽度の発症者からの感染であったり。

元市長はTV等に出演し、PCR検査を受けささず、放置しろと豪語しているようなものである。

ハッキリ言っておきたい事がある。

この問題に鶏が先か卵が先かと言ったような議論的要素は何一つ無い。

敵を知りおのれを知ること百戦危うからずである。

1型糖尿病である私を例に使おう。

PCR検査を幅広く受けられない現状で、私が戦うべき敵は、

新型コロナウイルスではなく、

目の前にの人となる。 

行き交う者、言葉を交わす者、私が触れる物にふれる者等。

敵が何をどう動くのかを見極め、時には言葉を荒げ、私自身に近付かぬよう、物に触らせぬよう、戦わなければならなくなる。

この戦いに私が負ければ、感染し発症・重症化・重篤化の道を進む可能性が高い。

何しろ1型糖尿病ですので。

私自身が無症候性キャリアである可能性も今の状況では否定が出来ない。

PCR検査を幅広く行わなければ、

陽性と呼ばれるはずの者達が、自粛もせず世へ放たれた状態を保つ事となる。

逆にPCR検査を幅広く行い、陽性となった者が自覚し自ら行動を制限すれば、

自ずと感染の確率は激減する。

簡単な事で、今はPCR検査結果で陽性であった場合、全ての者が入院隔離となっている状況を、

4つに程度に分ければよいだけである。

無症状

軽度

中度

重症度

無症状はかかりつけ医の診療とし、基本自宅にて一定期間様子見。

軽度はかかりつけ医の診療とし、基本自宅にて一定期間治療・様子見。

中度はウイルス感染症治療のできる中規模医療機関の診療とし、入院にて治療を行う。

重症度は都道府県指定のウイルス感染症対策指定医療機関での入院治療とする。

尚、新型コロナウイルスの検査についてはPCR検査でも簡易検査でも構わない。

希望する者は何度でも検査できる事とし、全て保険適応とする。

これでまず、不安は解消される

医療機関崩壊やベッドについては、

と言うより、未だに医療機関への国による支援・援助が徹底的になされていない事が極めて問題である。

小規模診療所から大規模指定医療機関に至るまで、

規模診療内容に合わせ、充実した人と物、そして情報の支援・援助を行わない限り、

誰が何を言おうと日本の医療が新型コロナウイルスによって崩壊するのは当たり前である。

安倍晋三氏や取巻き、官僚、お友達が自らの利益や保身等の為に余計な邪魔をせず、

お医者さんに医者の実力を思い存分発揮してもらうべく彼らの言う通り支援・援助すればいいのである。

PCR検査の幅広い実施と医療機関への支援・援助が最も重要で、間違えても、PCR検査を絞るような今の方法を継続してはならない。

それは私に言わせれば殺人と同じ行為だから。