画像はグッドモーニングより。

かんぽ生命の不正。

日本郵政グループとして民営化した事が原因の様に報道されたりもしているが、

答えは逆である。

民営化されても親方日の丸の感覚が抜けていない事が原因なのである。

郵便事業と言い、保険事業と言い、客の事など考えていない事は言うまでもない。

特に各地域の本局ともなれば、局員の対応は未だに酷いもので、呆れることが多い。

報道ではノルマがあってとか、基本給が下げられ売りが立たないと生活が等と意味不明な理由まで。

民間企業は利益がないと存続できない事は当たり前。

セールスする者にノルマがあるのも、歩合率が高いのも常識である。

問題なのは、かんぽ保険に昔ほどメリットが無くなっている事と、経営者がそれに対応出来ず、新商品も他の民間企業の真似になっていることだ。

昔の郵便屋さん達は少なからず郵便屋さんである事にプライドやプロ意識を持っていた。

しかし今は、経営者を含め末端まで、プライドどころか、郵便事業を司る意識すら無くなっているのでは。

今回発覚したかんぽ生命の不正問題は、郵政グループの抱える問題の氷山の一角でしか無いはずである。

日本郵便の経営者を始め、郵政グループ事業の経営者は、民間企業である事を認識し、従業する者にも再度民間企業である事を認識させることを先ずすべきである。

次に売れる商品の開発をすべきで、その責任を従業する者に取らせるのではなく、経営者が責任を取る事を断言すべきである。

旧態依然の商品の販売を従業する者にノルマを被せ押し付け、経営者は政治屋に媚びを売る。

そんなことだから従業する者は銭欲しさに不正と知りながら無謀な勧誘をしてしまう。

従業する者にアルバイトや非正規を増やしサービスを低下させた責任も経営者にある事は言うまでもない。

これは、経営者が親方である日の丸を向いてしかいない事が原因だと私は断言する。