画像は毎日新聞より。
北朝鮮が飛翔体を発射した問題。
「4日の発射ではロシア製の短距離弾道ミサイル「イスカンデル」を改良したと見られる「戦術誘導武器」が含まれており、専門家らから弾道ミサイルの疑いが指摘されていたが、日米韓は認定を避け「飛翔体」としてきた。
しかし今回、アメリカ国防総省は発射されたのは「複数の弾道ミサイル」と断定。」
(FNN PRIMEより抜粋)
核と弾道ミサイル問題で北朝鮮と直接交渉した国はアメリカ、韓国、中国、ロシアだ。
ロシアと交渉した後に北朝鮮はロケット砲を放ち、短距離弾道ミサイルを放った。
さてこれが何を意味するのか。
アメリカとの直接交渉に成果を得られなかった金正恩は中国、ロシアを頼ったが、
それも成果を得れず、北朝鮮独自で策を講じようとした。
ロケット砲も短距離弾道ミサイルも射程は韓国を標的とするものだ。
韓国の文在寅大統領にしてみれば、延命の頼みの綱が北朝鮮となっている。
その北朝鮮がロケット砲に続き短距離弾道ミサイルを放った。
それでも文在寅大統領は奥歯に何かが詰まった様な話をしている様だ。
自国が射程とされるロケット砲や短距離弾道ミサイルをこれ見よがしに放たれてもだ。
そこが金正恩の狙いだろう。
アメリカは短距離なら手を出さない。必ず様子見をする。
大統領選に繋げたいというトランプ大統領の思惑を金正恩は理解しているはずだ。
言い方を変えれば、下手に慌てて交渉するより静観した方が問題にならないと考えていると理解しているだろう。
日本は安倍晋三氏の外交無能力が既に露呈しており、ロケット砲にしろ短距離弾道ミサイルにしろ確実にアメリカに追随し静観すると金正恩は理解している。
さらに安倍晋三氏が衆参同時選挙に繋げる為に金正恩との拉致問題をネタに直接交渉を是が非でも行いたい事も理解しているはずだ。
中国、ロシアはアメリカの言動を注視し、今は静観すると判断しているだろう。
となれば、日本と嫌悪なムードになり、国交断絶まで囁かれ、
アメリカからも冷たくされつつある韓国文在寅大統領を揺さぶり、思いのママに言動させる事が得策と考えたのでは。
では金正恩の目的は。
韓国文在寅大統領を揺さぶり、アメリカに擦り寄るように仕向ける。
同時に日本にも擦り寄るように仕向ける。
そして、日朝首脳会談のお膳立てと、3度目の米朝首脳会談のお膳立てを文在寅大統領にさせる。
問題はその先である。
文在寅大統領、安倍晋三氏は2人共に北朝鮮問題での失敗は許されない。
そこにロケット砲や短距離弾道ミサイルを放てば、無能な文在寅大統領と安倍晋三氏は動揺する。
文在寅大統領は誰を頼れば良いか分からなくなり、
安倍晋三氏は頼みの綱である日朝首脳会談の開催が危ぶまれる。
トランプ大統領は北朝鮮との交渉よりはイラン、中国、日本の対応を優先したい。
大統領選で確実に票に繋がる対イラン政策、アメリカ経済に直結する中国、日本との貿易交渉を優先したいのは言動を見れば理解出来る。
金正恩は文在寅大統領を使い日朝首脳会談を開催する為に、安倍晋三氏から北朝鮮に資金の提供を提案させる。
国連決議に反しない方法か表沙汰にならない方法での提供を文在寅大統領が安倍晋三氏に提案するだろう。
提供額にみあった拉致被害者を北朝鮮側が選別し日本へ帰国させるとも言ってくるだろう。
日朝首脳会談が開催され成功を高々に公言する安倍晋三氏をネタに文在寅大統領はアメリカに擦り寄り3度目の米朝首脳会談を推める事となる。
安倍晋三氏の浮足立つ姿を見たトランプ大統領は3度目の米朝首脳会談を開催を決めてしまう事になるだろう。
日朝首脳会談を安倍晋三氏に成功と公言させ、トランプ大統領を引きずり出し3度目の米朝首脳会談をする事が金正恩の最大の狙い。
3度目の米朝首脳会談となればトランプ大統領は必ず成果を出さなければならない。しかも安倍晋三氏が成果を公言していればなおさらである。
ならば3度目はトランプ大統領が必ず譲歩する。
これが金正恩の画策の様に思えてならない。
