画像はwikipediaより。

梅田大丸での自死事件。

この事件のこれが最後の投稿です。

事件を知ったのはgoogleのニュースでした。

SNSや動画サイトの情報から抜粋されニュースとして流れたものでしょう。

いくつかの動画を確認し、警官が説得しているシーンを見つけました。

SNSや動画サイトは極めて有意義で便利なツールでしょう。

しかし、使い方を間違えれば最悪の事態をも生んでしまう。

今回の自死事件、ゴールデンウィークのあの時間、あの場所を選ぶ事で、SNSや動画サイトで拡散される事は容易に想像でき、

更にあの場所で約50分に及ぶ時間を掛けることが何たるかも想像できたでしょう。

しかも警官の説得も通じなかった。

自死する際、何らかの意図を持って人は行動するはずです。

方法であったり、場所、時間etc。

今回直に現場からSNSや動画サイトに投稿された方々が、あの現場を目の当たりにされ、いったいどれだけの方々が自死された方の意図を読み解く努力をされたでしょう。

ただ興味本位で、カウンター数が増えるからというのが大半では。

他に考えれば、情報の提供意識でしょうか。

されど、映像は画像や文字に比べ極めて強い影響を脳に与えます。

自死瞬間の映像を拡散させ、その映像に中途半端なコメントを掲載する事は、TVでコメンテーターが当たり障りのないコメントを垂れ流すのと同等に危険であり、ウェルテル効果を生ずるでしょう。

私はSNSや動画サイトでの拡散には賛成の立場です。

されど、拡散するからにはそれなりのコメントが必要だと思っています。

コメントには賛否両論があって然りです。賛否両論の上、重要なのはウェルテル効果を生じさせない努力をする事だと考えます。

難しい事だと思います。しかしSNSや動画サイトが有意義で便利な物で有り続けるには、決して死に急ぐ者を後押しする道具にしない事だと思います。

難題ではありますが、SNSを利用させて頂いている者として、取り組む課題と考えています。