画像はwikipediaと毎日新聞より。
安倍晋三氏と取巻き、そして支援団体が進めようとする憲法改正が思う様に行かない訳。
今の日本国憲法は終戦後アメリカに押し付けられたとする理論に基づき日本国民による日本国民の憲法を、としたい様な事を言っているようだが。
ただ単にアメリカに押し付けられた憲法ではない事は原理原則を考え、象徴として天皇が残された事からも理解出来るであろうし、何よりも多くの日本国民は戦後現日本国憲法に希望が持てたのでは。と私は理解している。
自民党結党直後の憲法改正派の発言をたまに見ることがあるが、言葉の節々に戦前の日本の憲法を思わせるものがある様に思える。
それは国民を騙し、誤魔化し、誘導し、支配する側の為の憲法を作ろうとする思考が透けて見える様にも思えるくらいだ。
だから終戦直後に行われようとした憲法改正は悉く潰された。しかも自民党内部からも潰された。
当時の自民党には強い自浄作用が存在したのだろう。
同時に常識的な思考思想に基づき言動する者もいたのだろう。
では、安倍晋三氏とその取巻き、そして支援団体が進めようとする憲法改正は。
安倍晋三氏の言動、取巻きの言動、支援団体の言動が日本国憲法の3つの基本原理「基本的人権尊重」、「国民主権」、「平和国家」までも蔑ろにし、脅かす様に感じられる。
普通に見ても安倍晋三氏本人や取巻き、安倍晋三氏や取巻きが選ぶ有識者や学識経験者達は我の為なら何でもする様な者達にしか思えない。
森友、加計問題や経済政策、外交そして福祉。
あらゆる事で国民を騙し、誤魔化し、誘導している。
そして憲法改正までも。
安倍晋三氏が行おうとする憲法9条の改正案を見れば誰もが思うだろう。
何がしたい、憲法を何だと思っている。
原理原則は何処にある。
只々憲法改正を行い後世に名を残したいだけなのか。
前文と9'条第一項、9条第二項それぞれの整合性が何処にあるのか。
憲法改正をするならば、現日本国憲法が作られた本当の経緯と、その憲法が持つ原理原則の意味を日本国民全員が理解すべきで、そうでなければ憲法改正などすべきではない。
日本国憲法前文の一部抜粋。
「わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。」
この前文が邪魔な方々がおられるのでしょう。
福利は国民が享受するのであって、一部の個人、企業、団体が享受するものではなく、
主権が国民に存することを宣言されているのです。
そして、
「これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。」とまであるのです。
これは終戦直後の政治屋や権力が欲しい者には極めて邪魔な前文であったでしょう。
逆を言えば、平和を求めた日本国民にとっては極めて希望が持てた前文ではなかったかと想像出来ます。
この現日本国憲法をアメリカだけの力で作成し日本に押し付けるなど出来る訳がない。
多くの理性ある政治家や官僚や有識者、学識経験者がアメリカに助言したからだと想像が出来る。
安倍晋三氏、安倍晋三氏の取巻き、安倍晋三氏が選ぶ有識者や学識経験者、安倍晋三氏の支援団体で憲法改正を推進する方々、そして日本国民の皆様に申し上げる。
現日本国憲法の原理原則に反する一切の憲法、法令及び詔勅は排除されるのです。
安倍晋三氏と取巻き議員の行った多くの所業は日本国憲法前文では排除されるべき行為である事は間違いない。
安倍晋三氏が唱える憲法9条改正は現日本国憲法の原理原則に反し排除されるべき憲法となるのです。
だから前に進まない。
だから安倍晋三氏に憲法改正をさせられないのです。
と言うのが私の持論です。

