
宮川選手、内田元監督、井上元コーチ。
何故今回の事件が起こり、何故あのような会見に至ったのか。
まず、宮川選手は何故悪質プレーに及んだのか。
彼は自身の立ち位置、ポジションを維持し、内田元監督、井上元コーチからのプレッシャーを回避する為に、命令に従い悪質プレーに及んだ。と推察できる。
悪質プレーで相手選手を故意に潰さなければ日本代表にも行けない。大学公式戦にも出場出来ないとプレッシャーをかけられ、やむを得ず相手選手を故意に潰した。と言うことであろう。
内田元監督と井上元コーチは何故宮川選手に悪質プレーを指示したのか。
彼ら自身の立ち位置、権力の維持が目的で、宮川選手を攻め続け、プレッシャーを与え続け、悪質プレーまでさせる事で、日本代表に選出される選手があそこまで服従する事を他の選手に見せ付けたと推察できる。
宮川選手の事を考えプレッシャーを与え続けたと言い訳をしているが、選手の事を考えプレッシャーを与え続けたと言うのであれば、プレッシャーの後のフォローもあってしかりである。
コーチがプレッシャーを与え続け、監督がフォローする等、当然の対応もせず、選手の事を考えてなど、言語道断である。
悲しいかな、お山の大将気取りの内田元監督とその子分の井上元コーチが、調子に乗りすぎ宮川選手に罪を犯させた。と言うことであろう。
宮川選手は何故あのような会見を。
実名で公の場に出て、自らが謝罪、釈明をし、社会的制裁も受ける覚悟を見せた。
ただ、構成を見れば刑事事件化され、法廷に立った場合を考え、宮川選手の代理人弁護士と父親が行った判断が素晴らしく、称賛に値すると考える。
まだ宮川選手は成人としては幼稚で、善悪の判断より、自身を優先させてしまうようであったが、今回の悪質プレーと、その後の自らの会見で、成長していくと言うより、成長し大人への道へ踏み込んだことだろう。
宮川選手の会見は謝罪、釈明と同等かそれ以上に彼自身の成長の為に必要なものであったと考えられる。その為にあのような会見に至ったと推察する。
内田元監督と井上元コーチは何故あのような会見を。
当初、内田監督は指示はしていないが責任は自分にある。として逃げ切れると思っていただろう。
宮川選手側が勝手に相手側へ謝罪に行き、勝手に会見を行い、暴露までするとは予想できていなかったのではないだろうか。
宮川選手の会見を受け、内田元監督は日大との打合せで、当初からの釈明の通り乖離があったを貫く事で一致し、万一刑事事件化し法廷で争う事となった場合、布石を打つ意味で、井上コーチが独断で宮川選手に相手選手を潰せと指示したことにしたと会見から読み取れる。
宮川選手に相手選手を潰せと指示したが、それはプレー中に強く当たれと言う意味で、悪質プレーをしろと言う意味ではない。と言うような発言をしたことからも、後の法廷での対応を視野に入れていることが伺える。
内田元監督の延命を第一に考え、悪質プレーは乖離が原因で宮川選手が独断で行った。と法廷で主張するための布石と、万一火の粉が内田元監督にふりかかり法廷で不利になりそうな場合、井上元コーチが責任を負う為の布石を打つ為の会見だと推察する。
後は事実は当人達よりも、日大アメフト部部員の皆様が、連名でコメントなり会見なりを行えば事は明らかになり、終息に向かうだろう。
必要なのは、日大アメフト部員全員の総意であることで、それを取りまとめる力が部員に有るかが問われている気がしてならない。

