画像はWikipediaとmainichi.jpより。
今回のハリルホジッチ監督解任劇に思う事がある。
あの川淵三郎氏達が奮闘しJリーグを立ち上げ、後に日本もワールドカップへ連続して出場出来る国となった。
しかし、最近のJリーグを見ていると進歩を感じられない。
選手が悪いのか、協会が悪いのか。
そして今回のハリルホジッチ監督解任劇。
これで私は1つの結論にたどり着いた。
協会に進歩が無い。
と言うより、協会上層部がサッカーより自身の保身と古い知識を優先しているとしか思えない。
旧態以前の協会のままであると言うより、以下である。
Jリーグの選手や監督他コーチやスタッフは各チームの戦略や戦術を都度作り上げ試合に挑んではいるものの、多くの選手、監督、コーチ他スタッフは今の環境に満足し、あらゆる面で停滞してしまっている。
その中で、高みを目指す者は海外へと出てしまう。
高みを目指す為には海外に出るしかないのである。
日本から出るしか自身のレベルを上げることが出来ないのである。
その最たるものが日本代表の監督が日本人でないということである。
日本人の監督では世界の強豪とされる国に対峙できる戦略、戦術を構築出来ないのである。
そして、多くの選手も強豪と対峙できる能力を持っていないため、あるプレーに逃げてしまうのである。
前回の試合もそこが足を引っ張った。
ティキ・タカ。
「ショートパスをつなぎ、複数のパスコースを確保しつつオフ・ザ・ボールにおける選手の動きによってゴールへの道筋を作るプレースタイルであるとされる。」
「ボール支配率を大幅に高め、常にボールを保持している状態に近づけることで、攻守の切り替えにより選手が自陣へと戻る負担を減らしている点で攻守一体の戦術と呼ぶことができる。とされている。」
(Wikipediaより)
日本サッカー代表はこのティキ・タカを戦術として適応されているようだが、本家FCバルセロナとは大きく違うと感じている。
攻めのティキ・タカと逃げのティキ・タカ。
日本サッカー代表のティキ・タカは逃げである。
日本と同レベルの相手であれば、日本のティキ・タカも通用出来るだろう。
しかし、ワールドカップクラスとなれば、スピード、パワー、技術とも日本より高く、日本選手が狭い場所でスピードあるパスを回しゴールへと繋げるなど極めて難しい。
ハリルホジッチ監督は最終ラインから中盤そして前線までボールを早く運びペナルティエリア付近のスペースある場所でティキ・タカに似たパスを行いゴールを奪う。戦術だと私は思う。
前線に早くボールを運ぶことで、ペナルティエリア付近にスペースを確保する。
これなら、ある程度のスペースを確保でき、ティキ・タカのようなパス回しが可能で、シュート制度も上げることが出来る。
ところが、日本の選手は最終ラインから中盤までが遅く、前線までボールが届く時には、相手選手に取り囲まれている状況になる。
パスを出せず、ジタンダを踏むシーンが試合中よく見られている。
そして時間を掛け、最終ラインでパスを無駄に回し、中盤にボールを運ぶ。
その為、サイドに逃げて、バックパスに逃げてしまう。
相手選手が相手自陣に戻りきった状態でティキ・タカで切り崩すサッカーでワールドカップに勝つレベルなら既にワールドカップを優勝出来ているはずである。
超強豪から得点を取れた試合を全て振り替えって見れば答えが見えるかも知れない。
ハリルホジッチ監督は日本サッカーの弱点を分析し逃げから攻めに転じる戦術を植え付けようとしていたにも関わらず、それに対応出来ない選手の甘えと、それが理解出来ない協会と、自身の保身と知識だけの上層部がハリルホジッチ監督のサッカーから逃げ解任劇を繰り広げた。
私はハリルホジッチ監督解任に絶対反対であり、日本サッカー協会会長他上層部の辞任を求める。
追伸
日本サッカー協会も何処かの協会と同じで協会上層部が腐っている気がしてならない。