衆議院予算委員会



「 ものづくり・商業・サービス経営力向上支援事業」について話されていた。

売上げが向上。

賃金が向上。

従業員増員。

良いこと尽くめ。

以前勤めていた零細企業で、似たような中小企業向け物作り支援事業を利用した。

この支援事業を利用出来る企業は中小零細企業でも、文書作成能力とプレゼン能力を有する者が存在し、支援事業を知ることの出来た企業のみでしょう。

また、零細でも1000万以上の融資を地域で優良とされるの銀行より受けることの出来る企業でしょう。

そんな企業に銀行から紹介があるようです。

目的は事業拡大に掛かるコストの削減がメインで、コスト削減の為に補助金を獲得しようと画策したといえるでしょう。

増収、賃金向上、従業員増員は、そうするよう指示があり、補助の前提となっているため、やむを得ず、経営者はそのような形を作り上げていることが多いでしょう。

現に私が勤めていた零細企業は形作っていました。

補助金を得る為の手続きは極めて役所事業的で、例えば新たな製造に関わる機材を設置稼働しようとした場合、設置しても手続き完了まで生産営業販売が出来ないという理解不能な状態が発生し、結果経理的に誤魔化す必要が出てくる始末となることも。

手続き資料の作成の為の打ち合わせ、その後の資料作成提出を中小零細企業で行う場合、その人員の確保や対応可能な人員の育成、コスト等を考えた場合、利用可能な中小零細企業はどんな企業であるか経営者の方々ならお分かり頂けるのではないでしょうか。

結局、使える者より使えない者の方が多い支援事業ではないでしょうか。

何ににしろ、私は補助金を確保した後にその企業を給与減額された後に・・・。

そんなものです。補助金の確保なんて。