北朝鮮はまたミサイル実験をするらしい。


アメリカ、日本はどう対処するつもりなのか。
アメリカによる軍事オプションはあり得るのだろうか。
と、色々考えてしまうので、軍事オプションについて真面目に考えてみた。
私は予てよりアメリカによる軍事的解決は2017年の5月あたり迄で、最悪2017年の8-9月迄でとしていた。
これは北朝鮮による日本への攻撃をできる限り抑え、被害を最小限に出来る期限だと私は思っていた。
現に北朝鮮は極めて早いスピードで核開発とミサイル開発を行い2017年の9-10月あたりには北朝鮮への攻撃は日本にとって極めて覚悟のいる判断が必要となっている。
ただ、ある種の企業と政治屋と官僚にとってはどちらに転んでも喜ばしい話のようだ。
このまま軍事的解決をせず交渉が長引けば日本国内の危機感を煽れ国民をナショナリズムへと誘導できる。
そうなれば、憲法改正も思いのままに出来、ある種の企業への利益誘導も好き放題出来る。アメリカにとっても都合のいい商売が可能となる。
又、アメリカが強引に軍事的解決に出れば、日本国内に甚大な被害が出る。しかしこれもナショナリズムへの誘導が可能で、乗じて憲法改正、しかも9条だけではなく緊急事態条項を明記することも容易に出来る。
又、少子高齢化問題も日本国内が甚大な被害を受けることで解決出来る可能性もあり、日本の抱える借金の問題もガラガラポンが出来る可能性もある。
日本にとってハイリスク、ハイリターンは長期間の交渉で、超ハイリスク、超ハイリターンは軍事的解決であると言えるだろう。
そして、長期間の交渉後に軍事的解決を行うパターンが政権と一部の企業、一部の官僚が一番望む解決方法ではと思えてしまう。
何しろ日本政府が真面目に日本国民の生命と財産を守る気があるのであれば、とっくに北朝鮮に核の全面放棄とミサイル開発の中止を行わせる事が出来ただろう。
日本政府がそれを行わなかったのには、絶大なメリットがそれを行わない方が有ると判断したためであり、その絶大なメリットが政権と一部の官僚と一部の企業にもたらされるならば、日本国民の生命と財産に多少犠牲が出てもかまわない。と判断した為だと思えてならない。
昔も今も一般国民や下級公務員は時の権力者側の者達に騙され、誘導され、時に虐げられ、結局責任を取らされる。
北朝鮮問題も国民感情を煽れるだけ煽れる時期まで引き延ばし、そこで憲法改正を行う。改正の内容は9条の完全改正と、前文の撤廃。緊急事態条項の新設が盛り込まれる気がしてしまう。
アメリカにとっても、日本政府にとっても都合のいい北朝鮮への攻撃は、日本国民の生命と財産を守る為では無いことは、そろそろ日本国民も気付いたほうがよいのではないだろうか。
