池坊保子さん。
1月4日の評議委員会で貴乃花親方の理事解任降格決議に参加してはならないのでは。

池坊保子さんは地上波のテレビ番組に出演され、 「ただ、叩いたのは事実。その責任を横綱として取らないといけない。相撲を愛しているんですね。これだけ、あることないことではなく、ないことないことを書かれ、協会、相撲の信頼を失わせる迷惑をかけてはいけない、その一途な思いなんです」
「貴ノ岩さんと貴乃花さんが率直に真実を話していただければ、ここまでのことはなかったのではと思うと私は非常に残念です。」等と言われたようです。

そして、相撲協会の研修会では 「思いもかけない無念な事件が起きました。どうか皆様、八角理事長のもと、八角理事長を信じ、心をひとつにして、協力しあってもらいたいと思います。心をひとつにすることなくして、相撲協会の発展はありません」といい放ったそうです。

まず、
日馬富士は横綱として責任をとったというのはあまりにも稚拙で自己の利益と保身を守る為の言い訳に聞こえます。

日本は法治国家であり、その日本の法の下で1人の人間として罪を犯した。横綱という肩書が犯したのではないのです。

被害者との示談交渉も決裂し、罪を日本の法で裁かれる可能性が高くなった。

裁きを軽くする為には、警察での取り調べ、送検、検察での取り調べ、起訴と順を追っていく中で、社会的制裁を受けたとする印象も必要となる。

事件の状況が明らかになれば、引退勧告以上の決定が相撲協会としてせざる負えない場合もある。

白鵬、鶴竜にまで法の裁きが及ぶ可能性や引退の可能性が出てくる。

巡業や本場所にも影響が出て利益が激減する可能性がある。

以上のような事を勘案し、退職金、特別功労金、懸賞金の協会積立金が支払われる事を条件に日馬富士に引退を迫り、結果早期に引退させた者がいる。

これは横綱としてではなく、日馬富士個人の利益と相撲協会の一部の者の利益と保身の為に早々に引退させたと考えるのが常識でしょう。
でなければ、少なくとも検察での結果を待って判断するでしょう。

日馬富士以外に白鵬、鶴竜まで罪を問われた場合、八角理事長他理事は総辞職せざる負えず、公益財団法人の認可取消の可能性が濃厚となる。そうなれば評議委員会は必要無くなり池坊保子さんは議長どころか評議委員の肩書で要られなくなる。
現に白鵬、鶴竜の行為は概ね隠蔽、隠滅されているように思えます。

次に、
貴乃岩、貴乃花親方に真実を話して頂ければここまでのことは・・・。と言っておられたようですが、あの時点では貴乃岩も貴乃花も警察への届け以外に一切事件に関し公言はされていない。ましてや、真実を公言すれば、日馬富士どころか白鵬、鶴竜までも危うくなるのでは。

となれば、池坊保子さんの発言の真意は、貴乃岩、貴乃花親方を悪者にし、自身の利益と保身、八角親方他理事の利益と保身を守る事にあったとしか思えない。

貴乃花親方が頑なに無言を貫くと考えればそれを逆手にとり、貴乃花親方を悪者に仕立てあげる。そんな発言としか思えない。

次に、
研修会での発言が止めで、言葉を替えれば、相撲協会理事長が八角理事長のままであれば、相撲協会は公益財団法人であり続けることができる。池坊保子さん自身も任期まで議長が続けられる。
良い想いがしたいなら、私の言う事を聞きなさい。
貴乃花親方が諸悪の根元で、貴乃花親方をこのまま理事で居させてはいけません。貴乃花親方をこのまま理事で居させれば、白鵬、鶴竜まで追求され、公益財団法人でなくなってしまいます。

と言っているようにしか聞こえません。

このような池坊さんが議長であってよいのでしょうか。と私だけが思うのでしょうか。

最後に、
今回この内容を考え、記載中にふと思った事があります。

貴乃花親方はもしかしたら、公益財団法人を辞め、財団法人日本相撲協会もしくは日本相撲協会に戻そうと考えているのでは。

評議委員会委員を見ても、法的な問題に対応出来そうな方がおられないようにも見受けられ、ましてや今回の事件で議長自らTVに出演し醜態をさらす始末。

評議する議題に公正中立で、日本国憲法と法律の下、公益財団法人相撲協会の定款と諸規則に沿って判断する立場の議長たるものが、八角理事長、白鵬、鶴竜、日馬富士擁護にまわり、あの醜態をさらすとは。

危機管理委員会も機能しているとは言えず、高野委員長は八角理事長、池坊保子さんの思惑に沿った形で操作した情報を垂れ流すありさま。

危機管理委員会が機能し、常に危機感を持って力士や親方に接していれば、今回のような事件には至らなかったのでは。

ここまで混乱し、未だ解決しない最大の原因は池坊保子さん、高野利雄さん、八角理事長他八角理事長寄りの理事達が自身の利益と保身を守る為に上記のような行動した結果がまねいているのではないかと考えられ、貴乃花親方が改革をしようとしているのは、まさにそこではないかと。

貴乃花親方が一切喋らず、堪えておられるのは三人が墓穴を掘っていることに気付くのが時間の問題だからではないかと思えてしまいました。