昨今航空自衛隊によるスクランブル発進が増えているという。

原因はいうまでもなく中国。ついでロシア。と報道されているが、本当のところは。

確かに、原因としては中国機、ロシア機による領空への接近ではあるが、それは本質ではないと考える。

尖閣諸島周辺海域における日本政府の対応を見れば本質はあからさまで、極めて及び腰で相手に嘗められている。事が原因である。

それを理解している近隣諸国が好き放題に船を走らせ、戦闘機を飛ばしている。だけである。

では何故嘗められるのか。

尖閣諸島を例に上げれば、石原都政時に尖閣諸島が国有化されたが、そのまま放置され、何ら策をなされなかった。
これは無策というより、及び腰外交が引き起こした結果といえよう。

あの海上保安庁の船に衝突させ捕まった中国人船長を帰国させたことが象徴的である。

通常であれば、あの位置の島には国としてレーダーを設置し職員を常駐させるだろう。
理由は領土、領空、領海の防衛と資源保護、海域の安全確保である。

既にご承知の通り、日本海にある天然資源をめぐり、中国は自国の領土を広げようと画策し日本を揺さぶっている。

なのに、政府の対応は及び腰で、ただ海上保安庁にお任せ。中国に対しては口頭で遺憾の意を伝えたと言うだけ。これで国が守れるわけがない。

昨今の中国漁船並びに公船、戦闘機等による極めて遺憾な行為により、日本国は船舶並びに航空機の監視を余儀なくされた。
と理由付け、その為、日本の領土である尖閣諸島に監視用のレーダーを設置し監視を行わざる負えなくなった。
これは日本国の領土、領空、領海を守るという国際法上認められた行為で、他国の干渉を受けるものではない。

と対応すべきだろう。

レーダーは簡易式で一晩で設置できる物を各所に設置し灯台らしき物も設置すれば、良いでしょう。

監視員の常駐する事務所もヘリで運べば簡単でしょう。

日本固有の領土に何を置こうが他国の干渉は受けないと、どこかの国の言い方を真似ればいい。

安全保障関連法を作る前に日本そのもの、領土、領空、領海、国民の生命と財産を守る事が先決ではないのか。

と思うが、現政権は、見せかけ保守で、かっこだけ右であるから、尖閣諸島問題も北方領土問題もましてや、国防なぞ眼中にないのでは。

安全保障関連法も穿った見方をすれば、旧財閥で軍需産業を業となす大企業への利益誘導の為とも考えられる。国防の為や平和の為とは考えにくい。

今の政権を見ていると、自身の権限を強め、権力、利権、金を集中させたい者が、現政権の後押しをし操っているようにしか感じれない。

でなければ、このような事態は起こっていないと私の思う。