南極クルーズ2日目(1月31日)
アナウンスが聞こえ、快適なベッドで目が覚める。
廊下に出ると、船がけっこう揺れているのが分かった。もう穏やかなビーグル水道を抜け、外洋に出たのだろう。今日からは荒れる海として有名なドレーク海峡を通る
朝食の時間だ。朝食はこんな感じでビュッフェ。まだ元気だったので、3皿ぐらい平らげたが、船酔いが回ってきた。
食事後の スタッフ フランクによる南極の生き物に関する説明はほとんど覚えていない。
気持ち悪いー。
ベッドで寝たいー。
急いで、バイオセキュリティチェックを済ませる。これは南極に外来種を入れないようにするために、上陸時に着用する服から植物の種を落とす作業。みんなの南極、大切にしないとね。
そしてそのあとはベッドで横になる。強制ではない説明会はパス。
昼食の知らせがあったので、食堂へ向かう。食べ物を見た瞬間、気持ち悪くなった。もう食欲がない。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
そして部屋に戻り、再度寝る。
16時に The race for the pole というタイトルの説明会があって面白ろそうだったので、重い腰を起して、聞きに行った。南極探検をしたスコットやアムンゼンの話で、そこそこ面白かったが、その内容はもう思い出せない。
船酔いが続くので、受付けで薬をもらい、一錠飲む。
よくはならなかったが、少し休む。そして夕食の時間がくる。
あまり食欲はなかったが、顔を出さないと。やはりこれだけの人がいると、顔を覚えるのに時間がかかるし、それに最初が大切なんだ。社交的にならないと。。。
そんなう風に前向きに考えたものの。
席について出てきたサラダを一口。それ以上は手が進まない。
そしてメインの魚も一口だけ。
メンバーは昨日の夕食と同じ、そして今回のクルーズで最もよく食事をともにすることになる。オーストラリア人カップル ブレット(=ルームメイイト)、その彼女ジザル、アメリカ人の夫婦キースとアダル、そしてアメリカ人ジョン。
ちなみにジザルはこのクルーズ船に乗っている人の中では一番の美人だと思う。へへっ
まあこんな感じで英語のネイティブ5人と僕。正直言って、話にはついていけていない。
かなりジョークが暴走していることが多い彼らの会話。
船酔いで気持悪い僕の耳にはほとんど入ってこなかった。彼らも少しは気持ち悪かったようだが、そこまで元気にしゃべれるなんでタフだよ。飯もどんどん食べるし、お酒も飲むし。もう船は左右に大きく傾き、そのたびに、窓の外には海、反対側の窓には空が見えているほどなのに。
結局僕は、食事の途中で席を立って、部屋に戻った。