イーストロンドンからのバスは大幅に遅れて、ジョージに到着したのは、夜中の2時。えらい遅い時間に着いてもうた。ここから50kmほど離れたオーツホーンに泊まりたかったのに。


 ジョージにも宿があることは知っている。だが、目的地のオーツホーン泊のほうが何かと便利だ。 


 同じSA Roadlinkのバスからは数人の乗客がジョージで降りる。話をしてみるとそのうち2人がオーツホーンへ向かうようだ。自動車学校に通うためオーツホーンに住むようで、教習所が手配した迎えの車がこんな真夜中にも関わらず、やってくるようだ。



 これはチャンスだ。便乗できるかもしれない。



 10分ほどで一台の車が到着。



きれいとは言えないその車から出てきたのは黒人のドライバー。


「これはお金がかかるかもしれない。」

話をすると、ミニバスと同じ運賃50ランドで乗せてもらえることになった。この時間だし、黒人ドライバーだし、しょうがないか。(;^_^A

 夜中の3時にオーツホーンの宿Paradise Backpackersに到着。クリスマスが近づいているいま、どこも宿はいっぱい。ここもそうで、ドミには空きがなかった。幸いにもキャンプ場があったので、そこでテントをはる。60ランド。



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 ここが宿のキャンプ場。僕のテントは左から2つ目。ほかのテントはすべてドイツ人。南アではほかの地域以上にドイツ人旅行者を見かける。
 
 3時間ほどしかねないまま、翌日起きて、お目当てのカンゴー洞窟へ向かう。ちょっとゆっくりしたいところだったが、今後の予定を考えると、もう日数が足りない。


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 カンゴー洞窟はこのように鍾乳石が作り出す芸術作品が並ぶ鍾乳洞。

通常コースと探検コースがあり、探検コースを選択。


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ここからがその探検コースの始まり。Devils Chimney と呼ばれる細い通路。
探検と言っても、ここは先進国の南アフリカ。地面は平らにされ、はしごがつけられ、ライトも着いている。特に探検らしきことはしていない。ただ、狭いだけ。

ここは特に天井が低いところ


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。post Box と呼ばれ、這ってしか進むことができない。
ここからは頭から前へ滑り落ちて、脱出。摩擦でか岩はつるつるになっていました。


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こんな幅が狭いところもあり。太っちょの人は大変そうでした。



 カンゴー洞窟のあとはダチョウファームへ。ダチョウファームはいくつかありますが、僕が訪れたのはCango Ostrich Farmと呼ばれるファーム。入場料35ランド。


ダチョウの生態と飼育について簡単な紹介があったあと、お楽しみの試乗へ。



ガイドによると、ダチョウにマスクをかぶせるとダチョウはおとなしくなるそうだ。それはダチョウが敵もダチョウを見えないと思い込むからと言っていたが、本当か。

 ダチョウの背中にはこぶが一つあって、そこより後ろに座る。それだけだと後ろにずりおちてしまうので、翼にしがみつく。そうすると不思議なほどに安定して座れたんです。 

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  このあと、マスクをはずすと、ダチョウはバックして、柵で囲まれた土地の中に放たれた。もちろんダチョウは人に乗られるのが好きじゃないので、その中を走り回って、落そうとする。僕は必至に翼にしがみついた。かなりスリルがあった。
 ダチョウの足どりがゆっくりしたところでダチョウから無事降りた。


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そのあとは餌やり。ふさふさした首の毛が僕の顔にあたりこそばかったです。

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ダチョウの卵の上にたつ少女。僕が乗っても割れませんでした。

なおこのファームではダチョウの肉をつかったハンバーガーがありましたが、時間が足りず食べませんでした。

以上、オーツホーンのカンゴー洞窟とダチョウファームでした。どちらも楽しかったです。


次はケープタウンです。