栄光の影に | 金子賢司オフィシャルブログ「在主平安」Powred by Ameba

栄光の影に


東海大菅生高校硬式野球部の皆さん、若林監督、西東京大会優勝おめでとうございます!
そして、本当にありがとうございます!
過去3年連続で決勝戦へチームを導いた手腕、またその間には、秋の東京大会を制して選抜甲子園大会への出場も果たしました。
本来なら称賛されるべきなのに・・・
しかしながら3年連続で決勝戦敗退もまた事実・・・その3年分の重荷を背負いながら、見事に壁を打ち破ってくれました。

決勝進出にあたり、昨年の悔しさが甦りました。たら、れば、今更遅いのに・・・

3年前、和田主将を中心に小林君、高橋君と左のダブルエース、そして、2年生スラッガーの勝俣君を擁したチームでしたが、決勝戦は1ー2で日大鶴ヶ丘にサヨナラ負け。
2年前、江藤主将の代は、エース勝俣君の投打の活躍に江藤君のホームラン、2年生だった伊藤君、落合君、杉本君、本橋君も活躍しましたが、決勝戦は6ー8で早実に大逆転負け。
昨年は、スター不在と言われ、おまけに初戦から日大二高という厳しいクジ運ながらエース伊藤君が踏ん張り、日替わりヒーローが活躍して勝ち上がりましたが、決勝戦は序盤八王子高校に3点を奪われながら何とか追い付いたもののあと1本が出ず延長戦の末3ー5で負け。

監督、コーチ、選手、その家族は勿論の事、学校関係者、OBの皆さん、毎年背負い込む重荷も重なる度に重くなった気がします。

敗者に言い訳の言葉もなく、出来る事はただ耐える事。そして、敗戦を糧に前を向いて歩む事。正直、かなりきつかった。

これは、昨年の準優勝記念写真
今年、中心になって活躍している選手もたくさん入ってました。私の息子も幾多の困難を乗り越えてレギュラーメンバーとして使ってもらいました。でも、決勝戦敗退、すっごくつらかった!

悔しい~!という経験の積み重ねが今年の栄冠に繋がったと思います。倒れてもまた立ち上がる、それしかないですね。

栄光の影に・・・敗者が居ます。
今日敗れた早実の関係者の皆さん、準決勝で敗れた日大二高の皆さん、八王子高校の皆さん・・・選手権大会出場校で敗れた全ての学校の皆さん

私達は、その悔しさを知っています。

栄光の影に・・・各チームでメンバーに入れなかった3年生部員の皆さん、そのご家族の皆さん、悔しさを乗り越えて裏方に回ったり、応援団として大きな声で頑張ってました。

私達は、諸君の悔しさを知っています。その踏ん張りは必ずや次のステージで活きると思います。

東海大菅生の皆さん!
そんな、栄光の影になった皆さんの悔しさもエネルギーにして、西東京代表として戦って来て下さい。
菅生野球部の大躍進を祈ります!


在主平安