ドローンの展示会を訪れて | ケンのalan応援ブログ

ドローンの展示会を訪れて

空中ドローンだとDJI, 水中ドローンだとChasing やFifishと言った中国系メーカーの製品が安くて、入手しやすく、市場の扉を開けてくれた

 

で、セキュリティーという追い風もあって、国内メーカーが雨後の筍のごとく、隠し持っていた?製品を展示するようになったような気がする

 

ビジネスとしてまだ利益を得るのはまだ一部、多くは種まきの状態

 

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国の施策は正直、不満

 

内閣府がAUV戦略とか発表はしているが、

補助だとか安易に金を用意すればいいと考えていないか

 

 

人に危害を与えてはいけない基本は当たり前だが、安全第一と言えども、100%の安全はない

 

中国では多少の不安要素があっても、実証実験を大いに推進させることで、技術も品質も格段に発達した

 

海外へも展開することで、量産により製品のコストはどんどん下がった

 

片や、日本は後塵を拝している

 

かつて、ドローンはずっと自由に飛ばせたはずだが、今は、あれはだめ、これはだめ、こうしなさいと規制が増えてきた

 

少しでも事故があろうものなら、後ろ向きになる

 

(電動キックボード(特定小型原動機付自転車)のユーザーの使用問題は散見されるが、まずはやらせてみようの方針はいいと思う)

(事故はゼロではないが、便利性をなくさない範囲で早めに適切に対処していくことで大事)

 

自宅の家の壁や屋根の塗装の状態を見たくても、ドローンを飛ばすこともできない

 

ホビー用途は屋内に限られてきて、楽しみが奪われているようだ

 

屋外でできたとしても、周囲の目があり、何か窮屈だ

 

従来のホビー用ラジコン飛行機を含めて、無人飛行機の登録が必要になった

 

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災害直後、許可されたドローンだけが、遅れ遅れで情報収集にやってくる

 

その内、72時間という命のタイムリミットがやってくる

 

そのような時、ドローンを自由に飛ばすことで、危害を受けるかもしれない人の数と比べて、

怪我人を即座に見つけ、道路や建物の被害状況をいち早く伝え、タイムリミットまでにどれだけの人を救えることか

 

命に係わる時間的余裕がない時、超法規的措置があってもいいと思うのだが

 

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さて、ジャパンドローンの展示会

 

写真はテレビでも話題に取り上げらたテラ・ラボの長距離無人飛行機と移動車両からの支援システム

 

翼長が4mにもなる固定翼型

 

 

レシプロエンジンとジェットエンジンのタイプがあり、500kmは飛ぶそうだが、1000kmに拡大する能力を持っているとか

 

離島の多い日本列島で、役に立てる機会も多いのでは

 

実証事件をしようとすると、縦割りの役所の許認可が必要になり、容易ではないと営業の談

 

事業化による収益はまだ先だと思うが、国の対応が遅いと技術のある企業がなくなってしまう

 

まずは防衛省、海上保安庁、気象庁からでもサポートしなくては

 

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次に水上ドローンの話
 

安定性からハル(船体)が2列のカタマラン(双胴タイプ)あるいはトリマランが主流だが、

今回、炎工業は普通のボートと同じハルが一つの水上ドローンを展示していた

 

バランスは船底にあるヨットのキール(おもり)と同様な仕掛けで取られている

 

同社は機能性に加え、遊び心のあるデザインで有名だ

 

 

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水中ドローンも機種が増えてきた

 

水中ドローン協会では深くても350m(36気圧、深海の領域に入る)ほどの深度で、主にケーブル(テザー)を通して、操作するドローンを水中ドローンと定義しているようだ

 

機能性、安全性、操作性は大事だが、国内の水中ドローンはキューブが基本でどうも不格好に見える

 

もっとも深海になると真っ暗で見えないのだが、浅海の見える範囲での活動もある

 

デザインは二の次というか、そちらまでまだ手が回らない、開発が遅れているということなんだろう

 

比べて中国を始めとした海外製は生物模倣だったり、流線形だったり、デザインがいい

 

最近は可視光画像センサーだけでなく、多種のセンサーが取り付けられるようになっており、センサーの開発や採用はどんどん進みそう

 

システム価格はセンサーがキーになってきた