半導体商社 | ケンのalan応援ブログ

半導体商社

半導体商社、代理店とはメーカーの製品マーケティングとしてかつて深い付き合いがありました

 

代表的なところで、丸文、東京エレクトロン、富士エレクトロニクスなど

 

それぞれ上得意の顧客を持っていて、それに伴い得意な製品がありました

 

メーカーが発表する新製品の機能はまだ世にないものも少なくなく、サポートは大変でした

 

百を超える製品のそれぞれの英語のデータシートなどを見ながら、製品の説明をしたり、質問に回答するのは骨が折れました

 

(触ったこともないどころか、見た事もない製品の説明をするのです 見てもしようがないことが多いですが)

 

担当は色々させてもらいましたが、ある製品担当の時、半導体の事をよくわかっていて、答えに窮するきわどい質問をしてくるなと思ったのが、東京エレクトロンや丸文でした

 

東京エレクトロンは半導体製造装置で名高いですが、使い側にも詳しい会社だと思います

 

富士エレクトロニクスは総合的に詳しい代理店との認識ですが、後にマクニカと一緒になりました

 

マクニカと直接に取引したことはないですが、FPGAという半導体で競合して、優れた技術商社だなと思いました

 

(FPGA ”Field Programmable Gate Array”は内蔵メモリに書き込むデータで、回路を自由に形成するというそれまでになかった画期的な半導体です)

 

 

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日系はわかりませんが、特に外資系だと認識しますが、代理店を通さず、直にエンド顧客と取引を求めるようになりました

 

代理店にとっては多くの商圏や商材を失うようなもので、メーカーとの交渉は筆舌に尽くし難いほどもめたことは想像できます

 

 

代理店は顧客との関係を密にすること、メーカーにも負けないほどの技術を有し、提案型になることが重要になります

 

最近は半導体だけでは将来が見通せないとの考えで、商材を広げています

 

デジタル半導体が普及するにつれ、先のFPGAのようにソフトウェアが重要になりますので、アプリの開発なども行っているようです

 

パワー半導体は日本の得意な分野ですが、各種センサーも劣らずでしょう

 

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新横浜に本社を持つマクニカは色々な展示会に積極的に参加しているので、しばしばブースを見かけます

 

 

 

今や年商1兆円を超える大企業になりましたからね

 

チャンスがあれば、展示物について説明員とちょっとチャットをしたりします

 

もしかしたら、同じ説明員と話をしたことがあるかも

 

別の会社でも、名刺交換はしていなくても、顔を見て「先日の展示会で、話をしましたね」の会話から始めることがたまにあります

 

 

数グラム程度の硬く黒っぽい半導体から、今はシステムをソリューションとして顧客に提案する時代です

 

環境問題で、省エネのソリューションは待ったなしです

 

マクニカも商材を色々広げているようで、記憶に残る展示だと、省エネを可能にするペイント塗料やペロブスカイト ソーラーセルの拡販です

 

こちらは前置きで、次は舌を噛みそうな名前のペロブスカイト ソーラーセルについて、思うことを書いてみます