ある男が小さな土建会社を興した。

学歴もなく、大工から土建業に入ってきた、どこにでもいる人。

むしろ収入や社会的地位は底辺に近い形で、初めての仕事に就いた。

 

普通の人はそのまま従業員で一生を終えるが、彼は30歳手前という早い段階で独立した。

彼は創業の時に決めた。国土交通省、NEXCO、JRの全てで一次下請けになることを。

彼はわずか3年でその願いを叶えた。彼の収入はそろそろ月収百万円に届くクラスに来ている。

 

一体、彼は普通の人と何が違ったのだろうか。

地元の小さな土建会社では終わらない。2次、3次下請けしか出来ない会社は嫌だ。

その思いが初めからあり、そうならないために日々知恵を絞った。

 

彼の思いが本気なので、彼には人が集まった。

この男の夢に乗りたいと言われる人になったのだ。

事業の始まりはお金欲しさかもしれない。

けれど事業は夢がなければ続かない。

夢がなければ人はついてこないからである。