少年救命団が総会を開く目的は、その誇りの高揚である。


「自分たちが『絶対正義』の旗の下に、この世界から争いをなくす。」

という壮大な目的を持つロールプレイングゲームが少年救命団である。


「一人一人は非力でも、人口の5%の意識が変われば世界を変えることができる。」


これは科学的根拠に基づく事実である。

この壮大なプロジェクトに参加しているという事実が、団員の意気高揚の源である。


「自分たちが主役となり、世界を変える。」

これこそがヒーローの姿である。

その一員として活動できるのが少年救命団なのだ。


ヒーローなりきりロールプレイングゲーム。

それでいて現実世界に影響を与えられる。


これほど面白いゲームはない。

団員は総会を通じて、このゲームに誇りを持って参加するようになる。