現在の教育では、子供が大人になった時に困らない教育をどれだけ施しているのだろうか。

学校教育では教育は皆無とまではいかないが、知識の詰め込みだけでは人は成長できない。


とかく大人は子供を子供の世界に閉じ込めがちである。

大人になった時にどのような辛い目に遭うのかを子供達は知ることはない。


少年救命団ではこの問題を解決すべく、大人になる辛さを学ぶ。

だが単に「大人は辛いよ」と伝えるだけでは、子供達は子供の世界に閉じこもろうとする。

だから「大人になるのは辛いが、特定の能力を得ていると楽しくなる。」という教育が相応しい。


この大人になった時に役立つ能力を、体験形式で子供の頃に学ばせる。

大人になってから新しいことに取り組むのは難しい。

だが子供には脳の柔軟性と無限の可能性がある。


もちろん個性や適性がそれぞれの子供にはあるだろう。

だから習得しようとしてもできない能力だってある。

であるならなるべく多く多様な経験をさせることで、団員本人が自分の適性を自覚できる。


このような体験は令和現在の日本では、25歳頃に感じるのではないだろうか。

これを14歳頃までに団員に習得させる。


約10年の優位性を持って社会に出る子供たち。

彼らの活躍は約束されたものになるだろう。