今日からテーマを変えて、賢者の本質に迫っていく。
私の第一ジョブは賢者である
第二ジョブは政治家である。
第三ジョブは教育者である。
社会からサラリーマンに求められる適性が低い。もしくはほとんどない。
およそサラリーマンには向かない適性の人物。
それが私である。
教育者の仕事に就けばそれなりの成果は出せるのだろうが、そのようなレールはなかった。
若い頃は多くの仕事を経験して、スキルの向上を目指していた。
転職の度に、「同じ仕事はしない」と決めて新しい分野の仕事に取り組んだ。
だが全ての仕事において、私の評価は底辺並みに低かった。
賢者の素質を持つ者は「高機能型自閉症」に分類される者である。
その理由は以下の通りである。
・特定の思考に没入するエネルギーが高くなくてはならない。
・知性が高く、多くの情報を一度に処理出来なくてはならない。
・知識欲だけに留まらず、全てを実験してしまうほどの狂気じみた好奇心が必要である。
賢者に最も求められる才能は「気づき」である。
気づきは全く違う分野の知識を連結して、新たな知恵を創造する力の根源である。
そして気づいたら、それが現実世界で事実として通用するか、試さなければならない。
賢者は知識欲の塊であり、実験(実証)主義の人である。
「己の知識が本物であるか(現実世界に通用するか)どうか知りたい」
という欲求を抑えきれない。
「他の人はこう考えるから」などということは考慮されず、我が道を往く。
だから賢者候補は人としての道を踏み誤り易い。
賢者候補は異常なほど高い好奇心を備え、一般人としての適性が低い。
それだけに特別な教育が必要な、厄介な存在と言える。