夫婦の間で最も重要なものは何か。
それは誓いである。
多くの人が結婚を簡単に考えている。
結婚は他人同士が家族になることである。
文化も違うし、性別も違う他人が一生を共にする。
これがどれほど難しいことか。
偉大な覚悟がなくては、いずれ元の他人に戻りたいと思うようになる。
このことを結婚前に知っておくか知らないかで、人生は大きく変わる。
「この人と一生を共にしよう」
「一生この人を愛そう」
「この人をずっと大事にしよう。」
多くの人がそのように誓って結婚をしたのではないだろうか。
子供だけ作ってさっさと別れるような夫婦も多いが、そういった夫婦は結婚の誓いを忘れ去り、大切にしていない。
「苦楽を共にする」と誓ったはずなのに、そんな誓いはどこへやら。
「結婚には楽は少なく苦しみが多い。」などと言い始め、「さっさと別れて楽になりたい。」などと言い出す始末。
これでは何のために結婚したのかわからない。
夫婦の誓いを忘れることは、夫婦仲を違える重大な原因である。
ではどうしたら夫婦の誓いを一生守れるのだろうか。
夫婦の誓いを忘れるのは過去だからである。
結婚式をしたのが遠い過去だから、誓いを忘れるのである。
だから夫婦は毎朝、改めて結婚の誓いをするべきだ。
まず夫が言う「私は○○(妻の名前)を幸せにします。必ず△△を達成します。」
続いて妻が言う「□□(夫の名前)は素晴らしい人です。必ず私を幸せにしてくれます。夫の言う目標は絶対に達成できます。」
そう誓いながら互いを抱きしめる。
これが一生続くなら、理想の夫婦像ではないだろうか。
この誓いを結婚当初から言えないなら、夫婦になるのは難しい。
夫が人生の目標を誓い、妻がその目標を応援する。
夫の目標が高いほど社会的地位が上がり、金銭にも恵まれる。
この誓いを「恥ずかしい」などと言って行わないのは人生の損失である。
もちろん妻に人生の目標があるなら、夫はそれを応援すべきだ。
どちらかといえば女性が受動的であるので、上の誓いはその性質に合わせたに過ぎない。
また妻の目標は夫の助力がないと難しいことが多い。
つまるところこの目標は夫婦が話し合って決めるのが最も良い。
夫婦愛は毎朝の誓いによって育まれる。
夫婦の片側だけが誓いを守っていてもだめである。
夫婦そろって結婚当初の誓いを守ることが夫婦愛の基本である。