小学生達に学ぶ挨拶の大切さ | 日々此れShow人

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自分の暮らす地域は、学校の教育方針の賜物なのですが、道ですれ違う小学生達が「こんにちは」と挨拶をしてくれます。

 

目をしっかりと見て清々しく挨拶する子もいて、慌てて口ごもって「こ、こんにちは」なんて返事を返す自分が、大人として恥ずかしくなる事もあります。

 

中にはその習慣を、中学生になっても継続する子もいますが、たいがいは中学の後半には挨拶しなくなっていきますね。

 

大人が挨拶しないのでそうなっちゃうのでしょう。

残念な社会だな、と思います。

  

 

以前、アメリカに一年半ほど住んだ事がありましたが、あちらはもっと積極的です。

しっかりと目を見て、微笑んで、ハローとかハイとか。

明らかな対人文化の違いを感じますね。

 

 

ところで、「こんにちは」の語源を知っていますか?

調べてみたところ、

今日は(こんにちは)良いお天気ですね

とか

こんにちは、お寒いですね

といったやり取りの、前半部分だけが残ったという説が有力な様です。

 

意外と深い意味はなさそうです。

 

 

ついでに他国の挨拶の語源も調べてみました。

 

ハロー(Hello )

これはイヌを呼ぶ時、あるいは渡し守を呼ぶ時の掛け声から来ているのでは、という説が見つかりました。

 

実際英語で言う正式なこんにちは、は、Good afternoonですね。

良い午後を、という意味になります。

 

オラ(Hola)

これはスペイン語のやあ、ですね。

アラーの神。つまり「神よ」が語源だとか。

 

スペイン語の正式なこんにちは、は、Buenas Tardes(ブエノスタイデス)です。

同じく「良い午後(をお過ごし下さい)」という意味だそうです。

 

 

ボンジュール(Bonjour)

ボンは良い

ジュールは日

良い日を(お過ごし下さい)

となります。

 

 

ニイハオ(你好)

你は、体調を意味し、

好は、良い。

つまり、体調はいかがですか?

となります。

 

体を大事にしてきた国民性を表している様ですね。

 

 

アニョハセヨ(안녕하세요?)

アンニョンは漢字で安寧と書く様です。

ハセヨは如何ですか?

つまり、安寧ですか?

となります。

 

なるほど、発音で語尾が上がるのは、質問だからですね。

 

朝鮮半島は、古くから何かと脅かされる事が多かったのでしょうか?

日本で言うところの、お変わりありませんか?

と同じですね。

 

 

アッサラーム・アライクム

イスラムの国々で用いられる、アラビア語のこんにちわです。

アッサラームはアッラーの神の呼び名の1つ、という意味と、

平和、という意味の両方がある様です。

 

つまり直訳すると、神が(平和が)貴方の上にありますように。

となります。

 

なるほど、という感じですね。

 

 

ナマステ(namaste)

サンスクリット語、インドやネパールの挨拶ですね。

 

ナマスは、敬意や尊敬を意味するのだとか。

実は「南無」の語源だそうです。

テは貴方。

 

ナマステは、

貴方を尊重します

となります。

 

へぇ~

深く関心してしまいますね。

 

複雑な民族や文化の集合から成り立ってきたお国ゆえに、

常に価値観の違う相手に対峙せざるをえない、

そんな歴史的背景も感じます。

 

これは手を合わせて言うところにも意味がありそうですね。

手を合わせると相手に危害を加えようもない、

あるいは何かを奪う、つかむ、といった事も出来ません。

 

手のひらを相手に見せる事は、一般的には相手への拒絶を表します。

手の甲を見せれば追い払う仕草になりますしね。

 

日本や韓国のお辞儀もそんな意味がありそうです。

頭を下げると相手から目線を逸らさずを得ません。

 

決して攻撃してくる事とのない相手にしかできない仕草です。

 

貴方を信頼してますよ、という意味に取れますね。

(調べて言っているわけではないので持論です)

 

という事で、 

挨拶、もっと大事にしていきたいものですね。