CRF250 RALLYで剣山スーパー林道に走りにいくことが増えてきた。
峠のワインディングロードを駆け抜けるのとは違った楽しみや喜びを与えてくれる。
街の厳しい残暑をよそに山にはひと足早く秋の風が。
メッシュジャケットではもう肌寒さを感じる。
2匹の子ぎつねと遭遇した。
警戒心と好奇心のバランスした距離からしばらくこちらをうかがっていた。
登山や天体観測で昼夜を問わず山に入る機会が多いのだけどキツネに出会ったのは初めて。
この子たちが去るまでしばらくエンジンを止めて眺めていた。
スーパー林道が身近になるにつれ高規格林道の持つ闇の部分も見えるようになってきた。
植林、伐採が途絶えてなお続く開発、既得権益のしがらみ、自治体の経済的負担、環境へ与えるストレス、
そしてこれから始まろうとしている大規模風力発電施設の開発。
生態系への影響大としてこの事業の中止を求める署名を求められたがお断りをしたことがある。
ツキノワグマやイヌワシといった希少生物やそこにある生体系のバランスを守ることも一理、
原子力や火力に代わる発電施設が必要であることも一里、
署名への断りは決して意思表示などではなく、そこに答えを出すには自分がまだ何も学んでいないと感じたから。