けんじいのイージー趣味三昧

けんじいのイージー趣味三昧

けんじいの3大趣味である山歩き、鉄道模型製作、オカリナ・ハーモニカ演奏を中心に好きなことを書くブログです。Yahooからの移行ですが、よろしくお願いします。

 大学で同じクラスだった男と昨秋全体の同期会で何十年ぶりかに出会い、その彼が同じ日本語教師していると言うので親しくなった。この4月にも小松川の千本桜をウォーキングして話がバッチリ合った。先日ランチでもどうだと連絡があり、暑いが出かけた。

 

 彼は雑学の大家と言っては失礼だが、いろんなところに顔を出し、首を突っ込み、何でもよく知っている。真鶴半島にマンションの1室を持ち、冬を中心に別荘としてよく利用しているらしい。まず真鶴半島がかつてははげ山だったという話から始まった。

 

 

 家康が関東を経営するにあたり、将来の木材需要を見込んでそこに松を植えさせたと言う。後でウイキすると、「明暦の大火の後、小田原藩が命じられて松の苗木を植えた」と書いてあったが、まあどっちでもいい。けんじいは知らなかったが、松というのは植物遷移の最初に出てくる木で、貧しい土壌でも育つのだそうだ。

 

 だから三保の松原(下)など海岸線によく松林がある。しかし、遷移が起きクスノキ、スダジイなどに変わっていく。そして最後はブナになるのだそうだ。ブナの木は今東北では白神山地などに残っているが、彼によると戦後林野庁が「何の役にも立たない木だ」と広域にわたって伐採し、その後でスギを植えた。だから今スギ花粉がひどいという話をした。

 


 もともと彼とは日本語教師同士だと分かったのが話が弾んだきっかけで、70歳手前で日本語教師としてベトナムに行った話は前に聞いたが、今はZoomで無償に近い形でミャンマーの学生を教えていると言う。ミャンマーでは徴兵を忌避して、当初は若い男が日本に留学希望したが、それができなくなると今度は女性が大量に日本への留学を希望しているそうだ。

 

 またネパールでも日本語熱が盛んだが、「ネパールは本当に貧しい国で何の産業もない。とにかく出国したい若者が多い。そこで彼の知り合いは、ネパールに産業を根付かせるためにイチゴ栽培を教え、インドの富裕層への出荷を計画している」と言う。

 

 

 山登りの話になると、湯河原の奥にある「六方の滝」(上)が幻の滝と言われるくらい素晴らしいが、山のベテランでないと難しいという情報を教えてくれた。また星山がその近くにあるが登山道がない。しかし近いゴルフ場までの道はあるので、行けるものなら一度行ってみたいとのこと。もっとも山頂は眺望がないそうだ。けんじいはその近くの白銀山で眺望のない山がおもしろくないことを経験をしている。

 

 「なんでそんなによく知っているんだ」と聞くと、実に様々なサークルに首を突っ込んでいる。大学の同窓会の支部にも出ているそうで、今度はお前も出ろよと誘ってくれた。たくさんのサークルに出ていると、その結果仲間がテレビに出たりすることがあるらしいが、誰なのかはメモしなかったのでみんな忘れたけんじいであった。

 

 次回は日本語教師仲間に声をかけて何人かで食事しようとか、冬には真鶴半島をウォーキングしようとか約束して、この後どこかの会合に向かう彼と別れた。