日本語学校が冬休みに入ったので、少し余裕ができた。それまで引き延ばしていた落合代議士のチラシのポスティングが昨日、一昨日とできて割り当て分を終了した。今までの半分の1千部だったのであっという間だったが、それでもそれ以外の新宿での買い物を含めて毎日1万歩だ。ボランティアで歩いて健康に寄与、これぞついでが好きなけんじいの得意技だ。
で、授業もないのだが前学期の授業中にある学生がこんな質問をしたことを思い出した。唐突に「日本では正当防衛の基準は何かあるんですか」と言う。街を歩いているときにぶつかってくる人がいる、それにどの程度まで対抗するというか仕返しするというかという話のようである。
けんじいは全く知らなかったが、40代を中心とした男性が女性や体の小さい人、高齢者など反撃しにくそうな相手を選んで、意図的に人にぶつかることがあるらしい。そして、学生に言わせると「外国人の女性が狙われやすい」とのことだ。けんじいは「中国人が外国人なんてわかるのか」と言うと、後ろにいた女子学生が「それは当然わかりますよ」と自分も被害者だったようなことを言う。外国人は日本語で抗議しにくいとか警察を呼びたくないとか理由付けもある。
ネットで調べると、こういう人のことを「ぶつかりおじさん」と言うのだそうだ。近年見ず知らずの人を殺して「誰でもよかった」と言う殺人犯がいるのだから、そこまではしなくても、自らの不満や鬱憤を「誰でもいいからぶつかる」ことで晴らしている可能性はある。
毎日のように新宿方面に出かけているけんじいだが見たことがないので、それほどの頻度ではないと思うが、中国人学生がこのように憤っているところを見ると、中国政府の「日本国内の治安が悪化している」という話に結びつけられる心配はある。反面マスコミがほとんど取り上げずネット上で話題になっているというから、ホントかなあ、多くは動画の回数稼ぎのやらせではないかと疑ってもいるけんじいである。みなさんは見たことありますか。どう思いますか。

