図書館で最後に借りた本は?

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ネメシスの使者/中山七里

どんでん返しの巨匠といえば中山七里さん。現在の日本の死刑制度の矛盾やジレンマを感じた。被害者家族の苦悩や恨み、辛みはもちろんだが加害者家族も世間からのバッシングや罵詈雑言を受けながら生きていかねばならないという苦難がある。


ミステリーの展開の面白さはさることながら上記のような社会問題をテーマにされていて非常に楽しめる作品。


カラスの親指/道尾秀介

少し古い作品ではあるが全く古臭さを感じない。詐欺を生業にする中年二人組のもとに謎の女の子が転がり込み奇妙な生活が始まる。個人的にはタイトルにもある「指」に関する話やアナグラムを端々に散りばめられてあるところがへぇーってなります。そして、詐欺がテーマなのでラストもしっかり騙されます😅