前回の続きです。
まずは、簡単に、長野県の選挙区の歴史を振り返ります。
長野県は小選挙区になってから、民主党政権の時は、5つある選挙区全てで、民主党が当選しています。自民党は、比例復活もなく、長野県から自民党の衆議院が消滅しました。
長野県の中でも、自民党の強い長野5区でさえ、当時は、野党共闘していませんでしたから、自民党の候補の他に、日本共産党も、社民党も候補を出していましたが、それでも、民主党の候補が当選しました。
その候補は、決してその選挙区で知名度のある方ではなかったのですが、民主党という看板だけで、当選した様なものです。
民主党政権誕生時の、民社党の大フィーバーはともかく、それ以前から、長野県の衆議院は4/5が非自民だった時代があります。
著名な方では、新生党の羽田孜元首相や、新党さきがけの井出正一代表等です。
長野県では、日本共産党も頑張っていました。
不信任案を提出された、田中康夫知事が再選を果たしたのも、日本共産党支援によるものですし、菅谷昭前松本市長は、日本共産党支援で4期務めました。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-03-17/03_01.html
当ブログは、さだまさしさんファンの方にも多く読んで頂いていますが、菅谷昭前市長は、さだまさしさんと関係の深い、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實先生と深い関係で、医師としてチェルノブイリの支援にあたった方です。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-12-08/2017120803_01_0.html
松本市長に立候補する際にも、鎌田實先生の推薦があったと聞いています。
鎌田實先生や、菅谷昭前市長は、チェルノブイリの被曝者を支援した方ですから、支援された中には、ナターシャグジーさんも居ます。
https://www.instagram.com/p/CdX3shpr6VP/?igsh=MTdmZ2UzOXZsZGt6
原発問題に関心のある方ならご存知の、小出裕章さんとも、深い関係です。
塩尻市の市長を5期務めた小口利幸前市長も日本共産党系だったと思います。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-09-25/2006092502_03_0.html
話を戻すと、長野県は野党共闘のさきがけで、民主党政権の誕生にも、大きく貢献した県です。
そして、参議院では、長野県が一人区になったと同時に、野党共闘が発足しました。
参議院では、野党共闘の4勝0敗です。
自民党は一度も当選していません。
恐らく、全国にそんな選挙区は他に、ないと思います。
コロナで急逝した議員が居て、その補欠選挙が行われた為、その分一回多いのです。