今年の年賀状は、
「健康とご多幸をお祈りいたします」という常套句が、
やけに気にかかる。
 
それは、コロナ禍というのもあるし、
自分の年齢的なこともある。
 
健康維持、生活の質の向上のためには、
疾病対策はもちろん、体力維持も必要だ。
 
でもスポーツジムは何年も前にやめたし、
毎朝ジョギングなんててこともしていない。
 
辛いエクササイズを避けて、
運動を日常生活に溶け込ませて、
体力を維持、
できれば向上させたいと、虫のいいことを考えている。
 
足腰に関しては普段、
なるべく歩いて、
できるだけ階段の上り下りをしている。
 
では、上半身は?
 
別に、力こぶがなくても、胸板が厚くなくても、
不健康になったり、日々の生活に困るということはない。
 
でも、握力は維持したい。
さらにいえば、手首の力も。
 
というわけで、最近、意識しているのが、布巾絞り。
 
布巾は、家で食事をとるたびに使うもの。
洗って絞るときに、テキトーに済まさないで、
水分がしたたらくなるまで、ねじり切る。
食事を一日3食とったときには、
トレーニング機会は3回になる。
 
以前、
近所の自転車屋さんで、
初代店主から2代目に代替わりしたとき、
若い店主に、「お父さん、まだお元気なのに」と話した。
彼いわく、
「ボルトの締めが甘くなってね」とのこと。
なるほど、手先に衰えが現れたということか。
 
ペットボトルの蓋を開けるとき、
「この固さ、年配者では無理なんじゃないか」と
思うときがある。
100均で売ってるような蓋のオープナーがあるそうだけど、
いちいちそれを使うわけにもいかないしね。
 
さて、日々の布巾絞りトレーニングの効果は、というと、
意外と効き目があるみたい。
手の動作に力が入りやすくなった気がする。
 
そういえば昔プロレスで、
握力で頭を締め付ける、アイアンクローという技があったな。
目指そうか、フリッツ・フォン・エリック。