こんにちは兼業トレーダーTAKUです。
みなさん今週のドル円相場はどうだったでしょうか？
今週は先週同様にローソク足の長いヒゲが目立ち、テクニカルが機能しにくい相場環境だったと感じました。
また、心理的節目である150円に到達したことも原因の一つではないかと思います。
FXも含め、株などもそうですが"切りのいい数字"（100円、110円、・・・160円etc）が心理的節目になりやすく、理由としては多くの人たちがエントリーや決済の目安の一つにするため、売買が拮抗するからだと言われています。
当然ですが、売買が拮抗する状態になりますと、チャート上ではレンジ相場、または今回のようなローソク足のヒゲが目立つような方向感のない相場として表れます。
僕はレンジ相場をあまり得意としていないため、特に今回のような状態に陥りますと、ほとんど手を出しません...。
そんな中でも週明けの相場（上図の赤◯の部分）は結構わかりやすい動きをしていたため、僕なりのエントリー方法をチャート上で紹介します。
1時間足の最高値の水平線（紫色）で過去に何度かレジスタンスされている形跡があり、その水平線より上で"真空状態"を形成していたため、「水平線のブレイク+最高値の更新」を狙った買いエントリーになります。
今回のトレードは損切りも明確で最小限に済ませられるため、初心者の人にもおすすめだと思います！
と、今週の相場はこんな感じでした。
それでは、今週のドル円相場を振り返りながら環境認識をしていきましょう！
週足は白色の線
日足はオレンジ色の線
4時間足は黄色の線
1時間足は紫色の線
で波形と水平線を描きます。
週足は最高値をつけた後、大きく下落とともに最高値起点の水平線を下にブレイクし、目線が下に転換した。
目線転換後は一度戻し（上昇し）、再び下落。
過去に上昇の起点となった水平線でサポートされ、同時にその地点が最安値となった。
今週は先週に引き続き、最安値起点に向けて上昇。
先週は、最安値起点の水平線をヒゲのみ抜けただけで、ブレイクには至らなかったが、今週はローソク足実体でブレイクしている。
そのため、目線が上に転換した。
※最高値の水平線については更新中である可能性があるため、引かない。
※ローソク足実体でのブレイクだが、抜け方が微妙なため、注意する。
→目線は上。
日足は週足でいう前回高値の起点あたりから詳細に見ていくイメージ。
日足は最安値をつけた後、最安値起点に向けて上昇。
一度、起点付近でレジスタンスされ値を下げたが、再び上昇してブレイクした。
ブレイク後は更に上昇しているが、過去に下降トレンドの起点となった水平線付近で微妙な動きをしながら値を上げている様子である。
※最高値の水平線については更新中である可能性があるため、引かない。
→目線は上。
4時間足は日足でいう最高値起点より少し前から詳細に見ていくイメージ。
4時間足では日足で過去に下降トレンドの起点となっていた水平線付近での微妙な上昇の部分をより詳細に見ることができる。
また、高値と安値を切り上げた上昇トレンドのような形になっているのが分かる。
しかし、ローソク足の動きを見ると"きれいな上昇"とは言えず、上昇の過程で"長い上ヒゲ、下ヒゲ"が目立っており、「売買が拮抗しているが、わずかに買いが強いため、微妙に上昇している」ような相場感である。
この動きから、日足で"微妙な上昇"が起きている理由が分かると思う。
※前々回高値の水平線については、機能していないため、削除する。
→目線は上。
1時間足は4時間足でいう前回高値の起点付近から詳細に見ていくイメージ。
1時間足では4時間足での動きをより詳細に見ることができ、4時間足での"微妙な上昇"の中を何度も目線を変えながら推移している状態である。
最高値をつけた後は、起点に向けて下落し、微妙に起点の水平線をブレイクしているため、現在は下目線である。
※目線については今後、すぐに変わる可能性あり。
→目線は下。
以上を踏まえてトレード戦略を立てると
目線は上位足から週足、日足、4時間足は上、1時間足は下である。
先週くらいから150円という心理的節目付近を推移するようになり、相場全体的に長いヒゲが目立ち、各時間足での環境認識でも述べたように、"微妙な動き"をしてるのが分かる。
また、週足、日足よりも下位足である4、1時間足の方がその影響を受けやすく、トレードの主軸とする1時間足では目線転換が頻繁に起きており、通常よりもテクニカルが機能しにくい状況である。
そのため、週明けにチャートが動きだし、経済指標や要人発言などで相場の雰囲気が変わるまでトレードを控えるか、トレードをする場合については下位足の目線にとらわれず、「安い（高い）ところで買って（売って）高い（安い）ところで売る（買い戻す）」を遵守して慎重にトレードしたい。
といった感じで以上になります。
それでは！
※あくまで投稿者の裁量による判断であり、相場に絶対はなく環境認識やトレード戦略は人それぞれのため、参考程度に留めてください。