こんにちは兼業トレーダーTAKUです。

 

タイトル通り、トレード手法の投稿になりますグッド!

 

「上位足の流れに沿って下位足での目線転換を狙うトレード手法」

 

簡単に説明すると上位足(日足や4時間足)の流れに沿って下位足(1時間足や5分足)での目線転換をエントリーのポイントにする手法です。

 

なんだか複雑そうに見えますが、実は結構シンプルです。チョキ

 

まず、基本的な考え方を説明します。

オシレーターを用いた複雑なテクニカル分析は必要ありません。

 

使用するのはたった2つ

「水平線」と「ダウ理論」、たったこれだけです。

 

それでは説明します!

 

 

まず、上図の黄色い波形は上位足(日足や4時間足)を表しており、高値と安値を切り上げる"上昇トレンド"の形になっています。

 

この足単体で考えると通常であれば、目線は上

つまり、上方向を目指す買いのトレードが望ましいと考えます。

 

しかし、現在地を赤◯の箇所と仮定するとどうでしょうか?

最高値をつけた後の一時的な下落の最中です。

 

 

さて、上位足の様子を把握した上で、ピンク◯の範囲下位足(1時間足や5分足)に落として詳細に見ていきましょう。

 

 

下位足(1時間足や5分足)に落として見るとピンク◯で囲った上位足(日足や4時間足)の波形の中より細かくジグザグに推移しています。

 

これが、相場の"フラクタル構造"の原理です。

 

 

更にこのピンク◯で囲った部分から下位足(1時間足や5分足)の様子を詳細に見ていきます。

 

 

現在地は赤◯の箇所です。

下位足(1時間足や5分足)では最高値をつけた後、その起点を下にブレイクし目線が下に切り替わっており、更に下降トレンドになっています。

 

この下降トレンドの部分は上位足(日足や4時間足)でいう一時的な下落の部分にあたります。

 

 

さて、冒頭で説明したように上位足(日足や4時間足)上目線だからといって上方向つまり買いでエントリーしたらどうなるでしょうか。

 

 

当然、下位足(1時間足や5分足)下降トレンドの最中で下目線のため、上位足(日足や4時間足)の一時的な下落も継続中になる可能性もありえます。

 

そんな中で買いでポジションを持ってしまうと、この先上方向になるとしても大きなマイナスまた、最悪のケースだと強制ロスカットになる可能性もあります。

 

 

では、どのタイミングでエントリーするのか...。

 

単純です。

下位足(1時間足や5分足)が上目線になったことを確認してからエントリーをします。

 

上図でいうとピンク◯の部分で「最安値起点を上にブレイク」=「目線転換(下→上)」を確認して、はじめて買いでエントリーします。

 

 

下位足(1時間足や5分足)上目線になるということは、もちろん下降トレンドの終了を意味しますし、上位足(日足や4時間足)同じ上目線で上方向を向くため、懸念されるリスクも軽減できます。

 

これが僕の定義する「上位足の流れに沿って下位足での目線転換を狙うトレード手法」になります。

 

 

長々な説明になってしまいましたが(笑)

まだ、お時間のある人は是非、読み進めてください!

 

 

それでは、日曜日に投稿したドル円環境認識にて、この手法を用いたトレード戦略を立てました。

 

また、早速ですが相場が戦略通りに動いたため、解説していきたいと思います。

 

※先述した解説では上昇場面ですが、今回は下落場面になります。

 

↓日曜日投稿のドル環境認識

 

 

週足は白色の線

日足はオレンジ色の線

4時間足は黄色の線

1時間足は紫色の線

で波形と水平線を描きます。

 

 

※週足は前回投稿からほとんど動きがなく、今回のトレードには直接的に関係してこなかったため、割愛させていただきます。

 

 

 

 

 

日足は最安値と最安値起点が大きく乖離する形で下落している。
 

最安値起点から最安値にかけて※①「戻しを作らない急激な下落」であったため、中長期の売りでトレードしているトレーダーによる※②利益確定(買い)により※③「下落分を食いつぶす上昇の動き」が発生し、下目線ながら下落幅の半値ほど上昇している状態でチャートが止まっている。
目線は下。

 

 

 

 

4時間足は日足でいう前回安値付近から詳細に見ていくイメージ。
 

4時間足では日足の下落の動きを詳細に見ることができ、4時間足も最安値起点と最安値が乖離している。
 

最安値をつけた後は方向感なく上昇していき、下落幅の8割ほど戻したところでチャートが止まっている。

 

ここで、この方向感がない上昇の動きを「下落中の戻しによる一時的な上昇の動き」と仮定する。

目線は下。


 

 

 

1時間足は4時間足でいう最安値から上昇し、途中の方向感がない部分から詳細に見ていくイメージ。

 

※わかりやすいように拡大する。

 

 

 

1時間足は最高値(=前回高値)をつけた後、その水平線が強くレジスタンスとして機能しており、"上昇してはレジスタンス"を繰り返し、方向感なく推移していた。


しかし、今週15日(木)の米国の経済指標の発表(新規失業保険申請件数、小売売上高etc)が予想より好調だったため、ファンダ的要因により約2円(200pips)ほどローソク足1本で急上昇した。


それに伴い、最高値も更新したが、「押し目をつくらない急激な上昇」であったため、「上昇分を食いつぶす下落の動き」があり上昇分のほとんどを食いつぶし、レジスタンスとして機能していた水平線内に再び戻した。


※目線の転換(上→下)はない。
目線は上。
 

 

 

以上を踏まえてトレード戦略を立てると

目線は上位足の週足から日足、4時間足までが下1時間足は上である。


長期的な流れ(週足、主に日足)から見ていくと目線は下であるが"下落中の戻しにより上昇している最中"であり、半値付近を推移している。


長期の上位足で引いた次に抵抗しそうな水平線までまだまだ間隔があるため、"戻り売り(売りの再開)"のタイミングとしては可能性は低く、当分は短期的に上昇(戻し)していくと予想される。

次に中期的な流れ(4時間足)を見ると最安値をつけた後、8割ほど上昇しており、前回安値の水準を一度超えてきたため、そろそろ"戻り売り(売りの再開)"を考えても良いタイミングだと思われる。

まとめると長期では"戻しの買いの継続"中期では"戻り売り(売りの再開)"である。


ただ、相場はフラクタル構造でできており、中期で売り(戻り売り)が再開したと見せかけて、長期の"戻しの上昇の押し目(上昇中の一旦下落している部分)"である可能性も考えられるため、最近のような継続的な大下落は当分はないと考えられる。

また、トレードする際は短期的な流れの下位足(5分足、主に1時間足)を主軸としていくため、トレードする時間やタイミングにより上方向(買い)、下方向(売り)を決めていき、利益確定や損切りなどは長中期の流れを加味したうえで細かく設定していきたい。
 

 

 

 

今回は「戦略-1」を採用とし、「上位足の流れに沿って下位足での目線転換を狙うトレード手法」に当てはめると...。

 

上位足=中期的な流れ(4時間足)

下位足=短期的な流れ(1時間足や5分足)

 

となります。

 

それではエントリーから利益確定まで見ていきましょう!

 

 

>

 

実際のトレードは1時間足を見ながら5分足でタイミングをとるため、5分足で見ていきます。

 

 

 

まず、5分足に1時間足の波形を当てはめると上図のようになります。

 

赤◯で示した箇所がエントリーポイント。

 

つまり、

「1時間足の最高値起点のブレイク=目線転換(上→下)」

上位足で一時的な上昇が終わり下落(売り)が再開するサインだと仮定し、売りでトレードします。

 

 

もっと縮尺を大きくして見やすくします。

※実際のトレードは複数のモニターを使用しているため、他のモニターには異なる時間足のチャートも表示してあります。

 

 

念の為、5分足も環境認識します。

5分足は色の線

で波形と水平線を描きます。

 

 

5分足は下目線で下落の最中ですね。

ただ、5分足などのより細かな下位足はトレンドの切り替わりが頻繁になるため、仮に今、売りでポジションを持ってしまった場合、損失方向に動くことも十分ありえます。

 

なので、飛び乗りエントリーはNGです!

 

そんな感じですべての時間足の環境認識とトレード戦略が固まったため、エントリーポイントに到達するまでチャートを見ていきましょう!

 

 

 

 

思惑通り、エントリーポイントに到達しました。

 

まだ、エントリーはしません。

 

 

上図のように水平線より下でローソク足が実体で確定するまで待機です!

 

ローソク足実体が水平線より上で確定してしまうと、"サポート"された。

つまり、1時間足では上目線のままだからです。

 

 

 

思惑通り、ローソク足実体が水平線より下で確定したため、1時間足の最高値起点をブレイクしたと判断し、売りでエントリーです。

 

利益確定は戦略通り、次に機能(抵抗)しそうな4時間足の黄色の水平線になります。

 

 

 

 

利確ポイントに到達したため、早速利益確定の決済をします。

 

約60pipsほどの利益となりました!

 

どうでしたか?

 

実際のチャートで見ていくとイメージしやすと思います。

上昇場面と下落場面でこれといって大きな違いはありませんが、上昇場面は押し目を作りながら上昇するのに対し、下落場面はあまり戻さず下落していくことの方は多いです。

 

また、シンプルかつ単純でドル円のみならず他国の通貨ペア、株式投資にも活かせるので、オススメの手法だと思ます。

 

以上、「上位足の流れに沿って下位足での目線転換を狙うトレード手法」の解説でした。

 

 

長くなってしましましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

このブログを見て少しでも参考になった方、僕のトレード方法についてご指摘いただける方、いいね、コメントをしていただけると日々の励みになります。

 

また、週末には今週の振り返りと翌週に向けて環境認識のブログも投稿しているため、よかったら見に来てください!

 

よろしくお願いします。🙇‍♂🙇‍♂🙇‍♂

 

それではバイバイバイバイバイバイ

 

 

参考程度にその後の5分足、1時間足に動きを載せておきます。

 

 

 

 

 

※あくまで著者の裁量による判断であり、相場に絶対はなく環境認識やトレード戦略は人それぞれのため、参考程度に留めてください。