こんにちは兼業トレーダーTAKUです。

 

今週の相場は前半にレンジ上限(147.800円付近)ブレイクのダマシが何度かあり、後半は上限をブレイクしたと思えばファンダ要因による乱高下があったりと、エントリーポイントを見つけるのが大変だった1週間だったと思います。

 

 

その中でも参考になりそうなチャートパターンがあったため、紹介させて頂きます!

 

まず、下のチャートを見てください。

 

 

色々◯やら□がごちゃごちゃしていますが、水色の◯の急下落の部分を狙っていくトレード手法になります。

 

まず、この1時間足チャートの流れですが

 

今週21日(木)の部分で日本時間の2:00頃、パウエルFRB議長のFOMC後の会見での発言(ファンダ要因)により急上昇(①)がありました。

その後、NY市場がクローズしてから東京市場では高値圏でレンジ(③)になっており、東京市場のクローズ(欧州市場のオープン)とともに急下落(③)がありました。

 

 

5分足でみるとより詳しく動きがわかります。

 

このチャートパターンのメカニズム(相場参加者の心理)ですが、僕は下記のように考察しています。

 

①ファンダ要因により大勢のトレーダーが買い注文を行い、急上昇が発生する。

 

②市場の入れ替わり(NY→東京)により相場参加者も変わり、「さらなる上昇を期待し買いの注文をする勢力」と「利益確定の売りの勢力」が拮抗し高値圏レンジ相場となる。

 

高値圏でのレンジ相場が続くことにより、急上昇分の値幅真空状態となる。

 

結果、売り勢力の方が強かったため

レンジの下限を下にブレイクしたことにより

 

③レンジ前の急上昇で買いでポジションを持っていたトレーダーの決済(売り)と高値圏のレンジ下限から買いでポジションを持っていたトレーダーの損切り(売り)が重なったことにより、急上昇分の値幅を食いつぶす急下落が発生した。

 

といった感じになります。

 

僕はこういったチャートパターンが予想される場合は、上位足の目線はあまり気にせず、成り行きで入ることが多く、下落の場合は下限をブレイクした際、戻すことなく一気に下落していく傾向にあるため、ブレイクが確認できたらすぐに注文を入れるようにしています。

 

うまく入れると、短時間のスキャルで結構な値幅が取れます!

 

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、来週のドル円環境認識をしていきたいと思います!

 

 

ドル円環境認識

 

週足は白い線

日足はオレンジ色の線

4時間足は黄色の線

1時間足は紫色の線

で波形と水平線を描きます。

 

 

週足は前回同様、上昇トレンドが継続中である。
目線は上。

 

 

日足は先週まで中々超えることができなかった最高値(147.800円くらい)を上にブレイクし、最高値を更新した。
目線は上。

 

 

4時間足では日足でいう前回最高値(147.800円)を上にブレイクするあたりを詳しく見ていくイメージ。
 

前回まで、前回最高値(147.800円)を上限、その起点を下限としてレンジになっており、先週末くらいからレンジ上限を上に抜ける展開はあったが、ダマシで終わっていた。
 

4時間足で見ると、今回はレンジ上限がサポートとして機能していないように見えるが、現状、最高値をつけた起点が一度、サポートとして機能して再度上昇しているため、レンジ相場が終了したかは微妙だが、上方向へのバイアスも強いと判断できる。
 

そのため、一応、機能していないと思われるレンジ上限の水平線を残しつつ、最高値とその起点の水準にも水平線を追加する。
目線は上。

 

 

1時間足は4時間足の最高値と起点の間を詳しく見ていくイメージ。
 

1時間足で見ると、4時間足での最高値と起点と間で乱高下を繰り返しながら目線も変わりつつレンジになっている。
 

現状、1時間足の最高値と起点で水平線は引いていくがあまり過信しない方がいいと思う。
目線は上(レンジ)

 

 

 

トレード戦略

 

以上を踏まえてトレード戦略を立てると

まず、目線は上位足から下位足まですべて上だが、1時間足はレンジという状況。

1時間足を主軸し見ていくと前述したように、4時間足の最高値と起点との間で乱高下を繰り返し目線も何度か替わっているレンジの状態である。


そのような状態だと、レンジの間で引いた水平線も機能しない場足もあり、エントリーを間違えると大きな損失にもつながる恐れがある。


買いでエントリーするなら、レンジ内のなるべく低いところで買っていく必要があるため、レンジの下限付近まで引き付けてエントリーしていきたい。

 

 

といった感じで以上となります。

 

来週は注目度の高い経済指標の発表はあまりなさそうですが、FRBの追加利上げや日銀の金融緩和維持など日米金利差による急な動きがあると思うため、事前にスケジュール等を確認して自らリスク回避をすることで無駄な損失を避けましょう!

 

それでは!

 

 

※あくまで著者の裁量による判断であり、相場に絶対はなく環境認識やトレード戦略は人それぞれのため、参考程度に留めてください。