人生を教えてくれた名勝負

全国優勝常連にして史上最強と呼び名の高い世代が集結した、王者山王高校。
神奈川県2位で全国出場を果たした湘北との歴史に残る名勝負です。

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久々に見直し、やはりスポーツで頑張るって素晴らしいことだなって改めて思います。

この戦いではキャラクター一人一人が過去の自分と決別し、自分や周りを信じ頑張ること、毎日死ぬほどの努力をしてきたことを信じ戦う男の生き様を感じさせられます。
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三井寿、3Pシューター、鳴り物入りで湘北バスケ部に入部するが、膝の怪我でバスケ部を退部、大好きなバスケットが出来ない苛立ちと自身への嫌悪感、バスケが好きが故にバスケ部を崩壊させようとした過去から這い上がる。しかし、過去の自分を責め、試合で活躍しても自分を責め続けた。
そんな自分と完全に決別した姿には、挫折から立ち直る勇気と苦しさ、そして希望を感じます。
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宮城はポイントガードとしていつも強過ぎる相手ばかりと対決、背の低さをものともせず、勇猛果敢に挑む姿には、コンプレックスも大きな武器となること、強大な敵にも技術で挑む美しさがあります。
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キャプテン赤木、山王のセンター河田に圧倒的な差を見せつけられ愕然とする。
死ぬ程練習してきた男が赤子のようにあしらわれる、世の広さを知ります。
自信が持てなくなって行く中、仲間達に支えられ、「自分は河田に勝てないが、湘北は負けない!」チームって本当に素敵です、ずっと優勝を目指して頑張ってくれる仲間が欲しかった赤木にとって、このチームメイト達に感動し涙を流してしまうシーンがあります。人生巡り合わせですね、本当に泣けます。
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安西監督、かつて白髪鬼とまで称された男が、逸材の教え子を自殺で失い自責の念の中で生きていく。
桜木花道、流川楓のプレーを見せつけられ、安西監督は自殺した教え子への償いが少しは出来たのかと思ったのか、震えるほどのプレーを見せつけられぱっと記憶に出てきたのか、正直わからないが、「天国で見ていてくれてるか、こんなに凄い子が2人もいるんだよ。」と、報告したくなるほどの衝撃を受けたのでしょうか。仏の安西、ようやく呪縛から解かれた瞬間だったように思います。
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流川楓
1年生にして天才、唯我独尊、負けん気が強く絶対的エース。1人でなんとか出来ない敵と出会い、初めて仲間にパスを出す、天才であり練習も昼休み、練習後1人でやるような努力家。
寡黙なイケメン天才プレイヤー、内に秘める熱さは花道並です。
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桜木花道
彼には努力することの素晴らしさ、諦めないことの眩い輝きを感じます。
今まで誰かに期待されたこともなく生き、バスケを通し自分を応援し、期待してくれる人達に巡り会え、バスケを通し頑張るって素晴らしいと本人も感じたのかと思います。
いや…そんなこと思ってないかも知れません、バスケが大好きになって、死ぬほど練習して、ただ勝ちたくて負けたくなくて、そんな気持ちがプレーひとつひとつを荒削りでも誰よりも最後まで諦めずやり抜きます。
安西先生が惚れ込んだのも、諦めない姿勢が好きだったのも要因だと思います。
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最後のシーン、良いですねー。
残り1秒で逆転し、心では信じ合っているがぶきっちょな2人の魂のハイタッチ。
このカットが全シーンの中で1番好きかも知れません。

【最後に】
山王戦と書きましたが全く山王サイド書きませんでしたー。笑
やはり名作はいつになっても名作ですね。
感動しました!!