今回は、人は予測した通りのものを手に入れる、というお話です。

 

 

普通のビールと「酢」を数滴入れたビールの比較実験を行いました。

 

 

飲む前に説明を受けた人は酢入りのビールを不味いと評価した一方で、

説明を受けなかった人は、どちらのビールの評価も変わりませんでした。

 

 

これは、「酢が入ったビールは不味いという予測」

評価に影響していると言えそうです。

 

 

コーヒーを使った実験では、コーヒーの雰囲気が高級そうだと、

味も高級そうに感じる、という結果が出ました。

 

 

つまり、前もって美味しそうだと信じた時は、たいてい美味しいということになり、

不味そうだと思った時は、やはり不味いということになる、ということです。

 

 

見せ方の効果も侮ってはいけません。

料理学校では料理を芸術的に盛り付ける方法を学びますが、

調理方法を学ぶことと同じくらい重視されているのにはわけがあります。

 

 

安物の容器に盛り付けられて出される料理よりも、

相手にネガティブな予測をされることはありません。

 

 

予測が要旨の内容を歪めて認識されるということは、

プレゼンの際には、相手に間違った解釈をされないよう

初めに要旨を付ける等、予測の間を与えないことが必要だと言えそうです。

 

 

また、言葉で具体的なイメージを持ってもらうには、

 

 

「甘くて美味しい林檎」よりも、

 

 

「この林檎の王様『ふじ』は、果汁が多く甘味と香りがしっかりしていて、

シャキシャキとした心地良い歯応えがたまりません!」

 

 

の方が、より具体的なイメージとして伝わりそうです。

 

 

さらに、人は見た目が9割と言いますが、身だしなみをきちんとする、

というのはちゃんとした理由があるんですね。

(中身も当然大事ですが)