Wリーグ観戦記 | KengoBlog 日々是思考

KengoBlog 日々是思考

主に日々の思考の記録。たまに言動の記録。嗜好の記録も。

約9年ぶりのWリーグ観戦に行ってきた。長崎に。長崎はやはり遠かった。。10年くらい前は毎年鹿児島で試合開催があったのだが、最近は南九州での開催がずっとなく、テレビ観戦ばかり。去年も長崎に行こうか迷ったが行かず、しかし昨年8月のオリンピック予選を観に行って、そこで自分の中で灯がついた。

土曜日長崎市、日曜日大村市での開催。特に長崎市では運営のまずさが目立ったが、試合そのものは両方とも満足だった。4連覇を目指すJXサンフラワーズとW1リーグから昇格した三菱電機コアラーズの対戦を見て、初めは正直、JXファンとして、“勝って当たり前”の対戦だなと思い、試合は楽しめないかなと思っていたが、そこは思い違い。あまり良く知らなった三菱電機だが、正月の皇后杯をテレビで観て、良いチームじゃないかと思い、さらにJXは主力2人を欠くという・・・・。それでもJXの2連勝だったが、コアラーズの気合いと集中力はすごかった。

女子バスケットボールファン、JXファンになって20年目になる。一貫して応援しているし、楽しんでいる。よく「なぜ女子?」と周りから聞かれるが、男子もNBAもほぼ同時期からファンだが、日本の女子が最近は一番好きだ。その理由は一言で言うと、身体能力に頼らないから。チームプレー、スピード、テクニック(特にアウトサイドシュート)で勝負するのが日本女子のスタイルだと思う。国際試合だと、パワーと高さはすごいがそれだけというチームもある。そこには負けたくない!という想いが、小さな日本人として強くある。それを大きく世界にアピールできた1996年のアトランタオリンピックは鮮烈に記憶に残っている。このプレースタイルで世界を挑むのは、野球も同様だと思う。興味無いから分からないけど、サッカーも同じでは??

SNSが発達した最近では、選手や関係者を見つけると、片っぱしからフレンド申請をしている。Wリーグのみならず、大学生や高校生にも。今、世にも珍しいと思われる“女子バスケットボールファン”が日本の片隅に居ることをアピールしている。将来、サッカーみたいに世界一になった時に、急に大人気になることがあるかもしれない。おれはどの世界でもぽっと出のファンというのが嫌いだ。少なくとも自分自身は、20年間愛着を持っている競技だし、今年は何としても、ロンドンオリンピックへ、そしてアトランタを超える6位以内へ! という想いが強く、それを選手や関係者たちに伝えたかった。なので、手作り横断幕も作ったし、選手が近くを通ると声をかけたりした(結局ロンドンへ行こうという応援幕はほとんど見せられないままだったが)。

現状、決して人気があるとは言えない競技だと思うが、だからこそ、ファンとしてファンの存在を伝えたかった。サッカー、ソフトボール、フィギュアスケート、卓球、バトミントンのようにメディアに登場することも少ないが、そんなことはおれには関係ない。バスケットボールそのもののファンには関係ない。

今回、1日目に出待ちをして、2日目は空港まで行って人生初めて“追っかけ”をしてみた。周りはほとんど子どもとその親。おれと同年代の男は誰も居ないという中で、声をかけたいが、どうかけたら良いかわからず、他のファンが声をかける後からついていった。目当ての選手が少ないならその人に目がけて行けば良いが、全員と話したいので、かえって話しかけられなかったりして・・・。ま、今回初めて同行した妻の助けもあり、できるだけ選手に声をかけ写真を撮ってもらい、握手をしてもらい、応援していることを伝えられることができた。ネットで声をかけたことがある選手には、おれのネット上のプロフィールと同じ写真を載せた名刺を渡したが、見覚えがある!という反応を示す選手がほとんどで嬉しかった。是非来季こそ鹿児島で試合をして欲しい。


選手たちが続々空港に入ってくるのを間近に見て、初めは腰が抜けそうだった。この類の緊張は人生で初めてだった。


空港を去り、鹿児島に帰る道中、何度も妻に言われた事。
「Kengoがただの変態じゃないことが分かったと思うので良かったね。奥さんか彼女が居るんだ~って」

うーむ。