もちろんここ数年間、多くの政治家候補が Web を効果的に活用してきた。2000年の共和党大統領候補の選挙戦では、John McCain
上院議員が自身の Web サイトから数百万ドルの資金を集め、一政治家として新天地を切り開いた。2004年の大統領選では、Howard Dean
氏、民主党の最終候補 John Kerry 氏の両氏が、集会を企画するサービス Meetup のネットワーキングをうまく利用した。
・Letters to the Editor(投書)
新聞の論説欄のような活発な議論の場として、PartyBuilder
には投書機能が設けられている。ユーザーが郵便番号を入力するだけで、投書を掲載している地域の新聞社がリストアップされるようになっている。投書の送り
先として、そのいずれか、もしくはすべてを選ぶことができる。
・Blogging
最後にとても大事なことだが、PartyBuilder は独立した完全な Blog システムを採用している。ユーザーは“投稿記事を書く”をクリックして、思いついたことを即座にオンラインで投稿することができる。
このシステムは、同様の投稿を他の人が探しやすいよう、タグに対応している。ユーザーが Blog エントリを書くと、PartyBuilder
は以前に投稿された同様の文書で使われたタグを付けるよう、ユーザーに提案する。それをユーザーが受け入れると、ほかの類似した記事と同じトピックに記事
が投稿され、他の人が見つけやすくなるというわけだ。
確かに特に新しくも革新的な技術でもない。しかし、多くの政治家が Web の知識をまったく持っていないことを考えると、PartyBuilder
で使いやすくまとめられた機能の一式を自分で作ることができる地方の候補者はいないだろう。PartyBuilder
を使って、やる気のある活動家をただ集めればいいだけなのだ。
Web
2.0のキーワードとして橋本氏は「創発的ディベロップメント」「芸術的プロダクション」「互恵的オープンネス」という3つを提示。創発的ディベロップメ
ントについてはIT企業のラボ制度や開発合宿といった事例を挙げ、「個々人の能力を総和するというよりも、コミュニケーションによって知恵や才能を引き出
している」と指摘した。
今後注目すべきWeb
2.0的サービスに関しては、「インターネットが知識創造のプラットフォームとしての役割を担いつつある」とコメント。「Wisdom of
crowds」と「Outsourcing」を掛け合わせた「Crowdsourcing」というキーワードを挙げ、不特定多数のアマチュアカメラマンの
写真を安価に利用できる「ShutterStock」、研究の専門家と研究開発課題を抱える企業をマッチングする「InnoCentive」といったサー
ビスを紹介。「“Power To The
People”の時代へとインターネットが成熟しつつある今、プロとアマチュアの境目がどうなっていくのか」と語った。