岡山県にある八塔寺ダムを訪問した際八塔寺というお寺と集落があることに気付き訪問してみた。残念ながら八塔寺は既に廃寺になっており山門、本堂などがわずかに残っていたが、県の記録では木造十三重の塔もある大伽藍であったと記載されていた。石造の十三重の塔は結構多くの寺にあるが木造十三重の塔は見たことがなかったので調べてみたら奈良県桜井市の談山神社というところに世界で唯一現存するものがあると判明した。以来その塔を見たいと思っていてもコロナや他の用事で果たせずにいたが11月の滋賀県の紅葉見物の帰路立ち寄ってみた。



見事な紅葉に囲まれて立つ重文の塔、感動した。
この談山神社は元々寺院で神仏分離の際廃寺を免れる為神社になったという。中大兄皇子と藤原鎌足が蜂起の密談をした場所だとかで古刹だ。本殿、拝殿含め殆の建造物が重文で見応えがあった。