現在も毎日、全国の強豪校の練習動画を見ている。
全国最高レベルと松風塾高校を比較するのは無理があるが、
それにしても、その違いに唖然とさせられる。
まず、
スピード。
初動から打突までのスピードが速い!
一つ一つの技を繰り出したあとの動きが素早い!
すり足のスピードが速い!
とにかく、スピードが違う。
次に、正確で力のある打突。
スピードがあるのに、打突も強く正確である。
結局、ここを鍛えるには、
いろいろな筋力がパワーアップしなければならないだろう。
あと、本校に、スピードに対する意識が乏しいという問題点もある。
この辺は、都度、動画を見せて、
自分たちの「あるべき姿」をイメージングさせるようにしたい。
剣道は、確かに強さだけではない。
礼節を学んだり、
何事にも耐えられる強い心の力を養うことも目的である。
しかし、それは一所懸命努力した先にあるものだと思う。
では何のために一所懸命努力するのか?
「剣の道を極める」といえばかっこいいが、
それを高校生レベルで具体化すれば、
やはり「試合に勝つ」というところに行き当たるだろう。
ということで、
私の挑戦はまだまだ始まったばかりだ。