【寧静致遠(ねいせいちえん)】
諸葛亮孔明が我が子に書き残した言葉。
「誠実でコツコツした努力を続けないと、
遠くにある目的に到達することができない」
という意味らしい。
「努力」を続けることの大切さを説いた言葉であるが、
「努力」とは一体なんなのだろう。
自分のイメージでは、
嫌なことでも我慢して続けるというものである。
自分にとって身体を鍛える(アニール)とは、
「努力」の部類に入るのか。
否。
自分にとってトレーニングとは、生きる糧。
続けることが当たり前であり、
生きている実感が持てる瞬間でもある。
自分にとっては「努力」には当たらないのだ。
もしトレーニングが「努力」で在るならば、
その時間は短いほうがいいのではないだろうか。
だとしたら、「サーキットトレーニング」は
適した方法になり得ると自分は思う。
■「サーキットトレーニング」とは?
「サーキットトレーニング」とは、
短時間で連続していくつかの運動を行うもの。
決められた種目を一定時間内、
休息を取らずに続ける。
それにより、1時間かけて脂肪を燃焼させる有酸素運動を
90秒程度のトレーニングで同じ、またはそれ以上の効果が得られる。
更に筋力アップも望める。
これが「サーキットトレーニング」が
優れている点である。
種類としては、
マシンを使ったものもあれば、
自体重で行うものもある。
自分が取り組んでいるのは、
自重で行うもの。
ただ休みなく続けるのは、
とてもしんどい。
心拍数は一気に上昇し、
呼吸は回数を重ねるごとに荒くなり、
汗が全身から噴き出す。
短時間で行える代償として、
過酷さが伴うのである。
■快感に変わる瞬間
しかし、その壁さえ乗り越えることができれば、
大きな果実を得ることができる。
時間を節約しながら、
自分の理想の体型を手に入れる。
そんなことが可能になってしまうのだ。
そして、やったことが身体に反映されるようになれば、
次第にその過酷さも快感に変わっていく。
そのときには「努力」と言う文字は、
頭の中から消え去っているに違いない。