![$妻と子にカッコつけたいがために身体を鍛え、腹筋を6つに割り 「すご~い!!」と言わせようと目論む 『スマートおやじ』ブログ-重力](https://stat.ameba.jp/user_images/20120908/09/kendi-f/6b/22/j/t02200165_0300022512177258051.jpg?caw=800)
身体には重力がのし掛かる。
地球の真ん中に引っ張られるように
皮膚は垂れ下がり、
背筋も曲がっていく。
彼らの思惑通りになってたまるものかと
重力に逆らう動作で
トレーニングは構成されている。
腹筋運動は、
上体を上げることに重きを置きがちだか、
戻す動作にこそ、「高負荷」が隠れているのだ。
■下げる時にチャンスあり
階段の上り下り。
上るのは辛い。
下るのは楽。
腹筋運動も同じように、
上体を上げるのは辛いが、
元に戻すのは楽。
これには重力が大きく関わっている。
下に引っ張られる力(ちから)である
重力に逆らうとき、多くの筋繊維を使い
動こうとするように身体はできている。
逆に重力と同じ方向に動こうとするときは、
少ない筋繊維でも動くことができる。
しかし、ここにからくりがある。
使われる筋繊維の量が違うことにより、
上体を上げるときよりも、
上体を下げるときの方が、
筋肉にはより大きな負荷がかかるのだ。
身体の重さは変わらないのに、
使われる筋繊維の量が変わることで、
筋肉にかかる負担は上げるときと下げるときで違ってくる。
これを利用して、
「高負荷」という報酬を生む。
■「高負荷」を生み出すポイント
ポイントは、
上体を上げるときよりも
時間をかけて下げるということ。
例えば、上げるのに2秒かかったとしたら、
下げる時は4秒かける。
それだけで、
「速筋」が反応し、筋肥大が起こる。
実際にやってみるとわかるが、
ゆっくりと下げるというのは、かなり辛い。
上げるときに力(ちから)を使っているのに、
下げるときに更に力(ちから)を使う。
これにより腹筋運動の最中、
ずっと筋肉を休ませることなく、
絶えず負荷がかかっている状態が創り出せる。
道具も使わず、
「高負荷」が手軽に生み出せるのだ。
辛いことの上塗りをするのは、
気が進まないが、苦しさは一瞬。
見事耐え抜いた後に残るモノは、
見事に割れた腹筋と
他人からの羨望の眼差しであると
自分は思う。