SEIKO QUARTZ LC CHRONOGRAPHが電池切れとなったので、電池交換をしました。
前回の電池交換は、2017年12月でした。
この時計は、世界初の多機能デジタル・クロノグラフです。
型式が0634-5000なので、1975年製の初期モデルです。
裏側には、電池交換用の蓋があります。
蓋を外すと、ボタン電池を交換できます。
電池は、前回交換した残りのLR43電池を使用します。
誤ってLR44を入れると、サイズが大きいため、時計が破損しますので注意が必要です。
日付と時刻を合わせました。
ガラスの傷が多い個体です。
液晶は、46年を経過してますが、非常に綺麗で劣化が少ないです。
このクリップを使って
SONY CF-5950のアームに固定
時計のベルトの長さをクリップに合わせた長さに調整します。
時計をクリップに固定することができます。
SONY CF-5950の当時のカタログです。
ベルトのたるみが長いので、このような形で固定するには、
ベルトを何か他のもので固定していると思われます。
SONY CF-5950のクリップに固定するとまで考えていた?のかは不明ですが
このタイプのベルトでなければ、調整が厳しいです。
SONY CF-5950のカタログのクリップでは、
「腕時計が気軽にかけられるクリップ」という記載がありました。
続いて、久々に時間精度の測定です。
この状態では、クロックのシグナル(音)を拾えません。
この状態で、音を拾えました。
このQUARTZ TESTERは、
MEASURE TIMEが2、4、10,60秒を選択できます。
2~10は、主に精度調整時に使用します。
O.Fは、測定中の表示です。
MEASURE TIME 60秒で、-0.16Sec/Dayでした。
この値は良いのか?ということで調べてみました。
セイコークオーツ技術マニュアルです。
マニュアルによると、セイコーデジタル技術解説に記載があるらしいですが、
残念ながら持ってないので、基準となる値をマニュアルで探してみました。
マニュアルの月差によると15秒以内なので、
30日計算で、0.5Sec/Day以内であればOKとなります。
-0.16Sec/Dayの場合、月差4.8秒です。