おはようございます!  

カーペンターの小西です。



◾️現在の状況


網膜剥離が起きた日から約20日間、ほぼベッドで安静にしていました。  

先日、手術で目に入れたガスが抜けました。


先生が上手く手術をしてくださり、術後、きちんと安静にしていたことで、今のところ、順調に回復しています。


まだ激しい動きはできませんが、4月2日からは車で送ってもらいながら会社へ出勤しています。



◾️CRFロッド


病院のベッドの上で、試作ブランクの設計を頭の中でずっと考えていました。  


実験してみたいプリプレグのパターン構成や、その積層の予測をテーマごとにいくつか考えています。


その中の一つのテーマが  「魚とのファイト」と「ルアーアクション」の両立です。


CRFロッドになってから、ロッドパワー(lb)を上げなくても魚が浮きやすくなりました。  


ブランクの強度が上がったことで、ファイト時の安心感が大きく向上しています。


また、ルアーアクションについては「ティップの調整」という新しい方法で対応できるようになりました。  これは画期的だと感じています。



◾️強過ぎるロッドはよくない


自分に対して強過ぎるロッドは良くないと考えています。 


強過ぎると、逆にロッドが機能しないと感じる場面があります。


GTやキハダマグロの場合ですが、


・CRFロッドは、不必要にロッドパワーを上げる必要がありません。  


・これまで35lb前後が適正だった場合でも、CRFロッドなら30lb前後で問題ないと感じています。  


これまでは  


「PE8号を使いたい → 30lbのロッドではPE6号まで → だから35lbのロッドを使う」  


という考えが多かったと思いますが、CRFロッドではその制約が解消されました。30lb前後でもPE8号が使用可能です。


ファイトにおいてヒラマサは、GTやキハダとは少し性質が異なると考えています。


ヒラマサは10〜20kgクラスが中心で、ファイトは腕力である程度対応できます。 

 

ただし根際でのヒットはヒラマサを止める必要があるため、体力的に問題がなければ、38lbくらいパワーのあるロッドは根ズレ対策として有利に働きます。


昔からカーペンターロッドは「ファイトで魚がよく浮く」と言われてきました。  CRFロッドになり、それがさらに明確になっています。


ただし、ここで満足せず「もっと力を入れなくても魚が浮くブランクが作れないか」  ということを常に考えています。


CRFロッドは、体力に自信がない方や、年齢的にオフショアキャスティングがつらくなってきた方でも、無理のない範囲で楽しめる釣りを目指して開発しています。



◾️ロッド試投会


医師の指示により、術後1ヶ月後から車の運転が可能になります。 今回は状態が良く、視力の回復も早そうです。


私がこんなことになってしまい、ロッド試投会が突然の中止となってしまい、大変申し訳ありませんでした。


車の運転が出来るようになりましたら、ロッド試投会が始められるようになります。


今後はショップ様と相談し、日程を再調整していきます。  


また、ご希望がございますショップ様主催のCRFロッド試投会も、早期に実施できるよう準備を進めます。


◾️レンタルロッド(有償)


CRFロッドのレンタルロッドの作成が進んでいます。ティップの長さ違い、硬さ違いも作っています。


ロッド試投会だけでは分からないので、釣り場で現物を実際に使って決めたいと言われる方へ向けたものです。


私は車を買う時、かなり拘りがあります。試乗車で町をくるりと回るくらいでは分からないので、購入該当車のレンタカーを借りて、何日間か、色々な所を長時間、走って試した後に、もう一度、レンタカーを借りて、試して、購入していることがあります。


会社の機械も同様に、デモ機などで、かなり吟味してから購入します。デモ機が無い場合は、実際にオペレーションを行ったことがある方に、かなり詳細に聞きます。


車や機械は長く使うことを前提としているので、耐久性がある、きちんとした作りのものを購入します。


工具にも拘りがあり、安物は買いません。大切な機械のネジやボルトをなめるなどして痛めてしまうことが嫌だからです。


車も、機械も、長く使うと、その物の特徴や性質が分かり、気を遣わずに操作が出来ます。その存在を意識ぜずに空気のように付き合っている感じです。


新製品は改良されて使いやすくなっている物が多いですが、使い慣れた物は、長年馴染んでいる事で疲れにくい要因になっているとも考えます。きちんとしたメンテナンスが前提ですが、車などは、本当にそのように感じます。釣竿も似たところがあると思います。


ロッドレンタルですが、私みたいなに色々、深く試してみたい方から、どんなものか興味で気軽に使ってみたい方まで、色々な方にお使いいただければと思っています。


レンタルの方法や、規則、レンタル料など、カーペンターホームページに暫く後に載せます。



◾️製品開発


試作ロッド・ルアーの釣り場での試験は6月頃には復帰できそうです。


しかし、荒波で船のバウンドなど、目への強い衝撃は回復途中の網膜へのダメージが心配です。


また、大型クロマグロとのファイトも再剥離のリスクがありそうで慎重に考えています。


前回は術後、安静にしていたにもかかわらず、すぐに再剥離を起こし、再手術となったため、特に警戒しています。



◾️材料の供給不安


中東地域の戦争の影響により、すでにルアー製造に必要な材料に品薄感が出ています。  


4月分は何とか確保できましたが、5月以降の入荷は現時点で不透明です。


この状況が続けば、いずれ深刻な供給不足になる可能性があります。


石油由来の材料が多いため、ロッドの製造にも影響が出る懸念があります。


今回の件で、私たちの生活や製造がいかに原油に依存しているかを、改めて実感しました。


材料は一つでも欠けると製品になりません。


戦争が長引けば、ルアーやロッドの製造自体が困難になる可能性があります。


世界が安定することを願っています。