おはようございます!
カーペンターの小西です。
今回の韓国釣行の目的の一つとして、韓国の取扱店であるテリーさんに、BLF81/38 HPについて、ティップの長さ違い、またティップのパワー違いなどを実際に見ていただきました。
私も、今回、これらのロッドを使用しました。
これらのロッドは、ヒラマサに対して非常に使いやすく、ルアーもよく飛び、ファイトにおいても抜群に使いやすいです。
韓国のヒラマサ釣りには、日本とは異なる部分があります。
韓国では、日本のようにヒラマサが掛かり、ポイントが浅い場合に、船でアングラーが有利なファイトポジションになるようフォローすることがありません。
今回のポイントは、水深6mくらいの浅い場所もあり、14〜17m程度の場所も多くあります。
そのため、大型ヒラマサが根に入ってしまい、根ズレによってラインブレイクするケースが、日本より多くあります。
日本で私がヒラマサ釣りをしていて、根ズレで切られることは5年に一度あるかないかという程度ですが、韓国では、大型ヒラマサに根ズレでやられるケースがかなり多いと感じます。
実際に、掛かった大型ヒラマサに根ズレでやられている遠征仲間も多くいます。
こうした韓国特有の状況もあり、今回の試験では、私はPE12号を主体に使用しました。
BLF81/38 HPについては、どのロッド角度で、どのくらいの負荷でロッドが破壊するのか、データを把握しています。
そのため、ロッドの特性を理解したうえで、ロッドに無理な角度をつけず、正しい負荷の受け方をすることを前提として、今回PE12号で実釣の試験を行いました。
BLF81/38 HPのバット部のみで負荷を受ける状態であれば、静荷重では50kg以上の負荷に耐えます。
そのため、安全値を考えてもPE12号を使用できると判断しました。
ただし、ここには非常に重要な条件があります。
ロッドのバット部のみで負荷を受ける際のロッド角度は、基本的に「ロッド角0〜5度程度」です。
この「ロッド角0〜5度程度でバット部に負荷を受ける」というロッドの使い方を正しく理解して実行できない場合、PE12号のような強いラインを使用すると、ロッドに過大な負荷が掛かり、破損する可能性があります。
この点を正しく理解できない場合は、ロッドを痛める可能性がありますので、PE12号での使用はしないほうがよいです。
今回、掛かった24〜25kgのヒラマサでは、PE12号で、ドラグは最大力の95%くらい掛けていました。
そのため、ヒラマサの負荷でドラグは作動することなく、根ズレもなく、ヒラマサは上がりました。
ただ、ヒラマサを止め切ってしまうと、今度は針が伸びます。そのため、針も強度のあるものが必要になってきます。タックルバランスが難しくなります。
今までの韓国ヒラマサ遠征でも、大型ヒラマサは掛かっているのですが、根ズレで獲れなかったので、今回はこのような釣り方を試してみました。
今回、釣り場の条件は、風と潮がずっと合わず、あまり良くありませんでした。
風潮が同調で、潮下にルアーをキャスティングできる状況では、潮上に向かってルアーが動くことになります。
そのため、ルアーが潮の抵抗を受け、上に動こうとする力が生まれます。
しかし今回は、風潮がほぼ逆でした。
良い時でも140度、悪い時では160度の風、潮の角度差でした。
風上に向かっては、風が強すぎて釣りにならないため、風下へのキャスティングがメインとなりました。
そのため、ルアーが頭を突っ込む状況が多くなりました。
持ち込んだ試作は、性質が頭を突っ込む系のものばかりだったため、この状況では、きちんとしたアクションを付けることが難しかったです。
「カーペンターの製品のルアーの中に、今回の状況に合うだろう」と思うルアーはありました。
しかし、試験時は試作ルアーしか持ってきていないため、釣ることだけを考えると、なかなか難しい状況でした。これは将棋の飛車、角、金抜きのような釣りになります。
今回の試験でも、風や潮、キャストする方向など、釣り場の条件によってルアーの動きが大きく変わることを改めて感じました。
先日もお話ししましたように、ルアーにタイプがあると、様々な状況をカバーできるため、有利です。
風や潮、その流速でルアーがどのように動くのか、その原理を考えながら釣りをすると、釣りの面白みも増し、よく釣れる結果につながります。
負荷に応じてロッド角を調整します。
SE150 FG グライドのプロト
BF160 FG LAの別バランスのプロト
写真を撮っていませんが、他にも試作ルアーの試験を行いました。
ガラムのスリムのプロトにも、よいのがヒットしました。100gでよく飛び、使いやすいです。
秋から冬にかけても、試作ルアー、新しいCRFの試作ロッドの試験を継続して行います。



