おはようございます!

カーペンターの小西です。


今日は「大型ルアーの操作性とファイト性能の両立」

の話です。


大物ルアー釣りでは「大型ルアーのアクションのしやすさ」と「ファイトのしやすさ」は、どちらかを優先させると、どちらかが立たないという、トレードオフの関係になってしまいます。


どういうことかと言いますと、大型ルアーや抵抗が強いルアーは、それをしっかり動かすためにパワーのあるロッドが必要になります。


しかし、ロッドのパワーを上げていくと、今度は魚を掛けた後のファイトがしんどくなる、ということが起こります。両立がなかなか難しいです。


ここは昔から、ロッド作りにおける大きな課題でした。


CRFでブランクの設計、製作できるようになり、今まで出来なかった色々な実験が可能になりました。


写真は実験ロッドです。


この実験ロッドは、大きなルアー、抵抗の強いルアーがしっかり動き、なおかつファイトが楽に出来ることを狙って作りました。ルアーは BF160 FG を使用しています。


大型ヒラマサを掛けても、ファイトはしんどくありません。のされる感じもありません。ロッドテストなのでPE12号を使い、ドラグはたいへん強いです。通常のヒラマサ釣りでは使わないドラグテンションです。


実験ロッドのバットセクションへの曲がりの移行は、体重が軽く、力があまり無い私でもとてもスムーズだと感じます。かつ、ロッドの曲がりにとても安心感があります。


このロッドは立ち上げ段階の実験ロッドのため、セクションごとの調整はまだ荒削りですが、ここから詰めていけば、良いものになる感触があります。

どのようなフィーリングになるのか、このロッドをシビアなコンディション(荒波、潮風逆=ファイトがやりにくい)で大型GTとファイトさせてみたいと思っています。


ロッド作りは、一足飛びに答えが出るものではありません。CRFブランク工場と釣り場で一つ一つ確かめながら、少しずつ前に進めていく作業になります。


このロッドの開発は、今までに使ったことのないカーボンプリプレグと構成を採用しています。そのため、確かめることが多くあり、すぐに製品化することは出来ませんが、実験は今後も継続していきます。


大型ルアーを使うと、ロッドパワーの兼ね合いで、今日、話しましたような問題が起こりますが、ヒットを得ることを考えると、ヒラマサ キャスティングに於いては「レスポンスのよいパワーがあるロッド」と「少しライトめの曲がるロッド」があると、色々な状況に対応が効くと思います。


例えば、秋のシイラパターンは前者のロッド、活性が無い時や餌が小さい時、波動が少ない餌がベイトの時などは後者のロッドといった具合です。



この話に関連した話になりますが「小西さんはロッドを立てたファイトをしますか」という質問がよくあります。


これはまた、暫く後にブログで回答させていただきます。