「筋肉はつかずどんどん腕は細くなっていくので覚悟しいてください」・・・ 

受傷後脛椎C5C6をボルト固定の手術を受けた後担当医から言われた言葉・・・


 まぁ期待させるような言葉を使うことはNGなのは理解できますが当時は受け止めきれなかったですね。


 しかし言われた通り1年2年と経つにつれ腕の筋肉は悲しいくらいに細くなりました。

 健常者の頃は週末にボルダリングや筋トレをしていたおかげで細くなった腕といってもガリガリまではいかなかったですが・・・ 


 あの言葉から7年以上経ち細くなりつつあった腕もそれなりに筋肉質だったからか一定の太さからそれ以上細くならずに済んでいます。 

そして最近のスパルタ的なリハビリに耐えられるようになってきたからか腕の筋肉が戻ってきているような・・・

未だに握力が計れないほど弱々しい右手ですが腕の方は少~しですがチカラが入る感覚が強くなってきています。 


毎週の下肢装具を着けての平行棒内での歩行訓練では腹筋やハムストリングス、内転筋に腸腰筋の強すぎる痙性との格闘で振り回される上半身を支える腕は終わり際プルプルに疲労感を見せつつも時間内負けることなく耐え抜けるパワーを身に付けたようです(笑) 


 そんな中での今週の理学療法(PT)では臀筋の痙性に邪魔されつつも平行棒7往復と先週とあまり変わらす・・・
ちなみに下肢の筋肉については四六時中太もも回りに痙性が入っているため健常者の頃より太くなっているような(笑) 


 それと2週間に1度の作業療法(OT)ではEMSフルパワーでの右手ピンチ力アップ大作戦・・・ 

これはこれで意思に反して色んな所にチカラが入ってしまうようで終わる頃には身体中アチコチが凝ってしまう程・・・

 しっかり筋肉を使っているので筋疲労はある・・・
そして筋力もアップしています。 


 筋肉はつきません? 

みるみる四肢は細くなっていきます? 


 一時的に機能低下で細くはなりましたがそれなりにちゃんと負荷をかけリハビリとしてトレーニングすれば筋肉はついてきますし太くもなります。


 つまり、諦めなければ進化していける。 

微々たる変化でも時間を経ていく予想以上の変化にニヤリとなるものなんですね。 


 てことはそのうち立てるし歩けちゃうってこと?
・・・安易・・・(笑) 




 諦めの悪いケンチンでした。